今年は正月らしい正月をするのだ

つい数日前まで、街中を席巻していたクリスマスムードが一段落。スーパーやデパートなどの店頭では、正月飾りや鏡餅が目立つようになってきた今日このごろ。早いモノでもう年の瀬である。歳を重ねるにつれて、年々、月日が経つのが早くなっている気がするが、2010年もあっという間だった。

思えば僕のこの1年は海外で始まった。海外、カンボジアで初めて年末年始を過ごしたのだけど、どうも、言葉の違うテレビ放送のカウントダウンを見てもアンコールワットに初詣に行っても、新しい年が始まった気分がしないのだ。スッキリしないようなむずがゆいような、妙に落ち着かない年始めだった(笑)。実際、松がとれてからも「そういや新年なんだっけ…」なんてこともしばしばで、寝正月だろうがなんだろうが「日本での正月」というものの大切さを身にしみて感じた。まぁ、100%気分的なものだから、「気合いが足りんのだ!」と一喝されればそれまでなんだろうけど、存外、儀式のプロセスってすごく重要なんだなぁと思ったワケ。
そこで今年は、2年分ということではないけど、もう純和風な年末年始にしようかと思っている。初詣に行ったり、おせちを食うなんてことはもちろん、テレビを観ながらうたた寝したり、「春の海」のお琴が流れるコンビニに行ってみたりね(どこが特別なんだ?)。丸々1年空いている分、そんな“しょ〜もない”正月でも、きっと新しい発見があって、味わい深いんじゃないかなぁ〜と。

さて、みなさんはどんな1年でしたか? タンデムスタイルは、来年ももちろんパワー全開で未来に向けて邁進していく予定。それではみなさんよいお年を! ちなみにウェブタンデムは、近日中に年末年始のスペシャルバージョンとなりますので、お餅とおせちに飽きたら、そちらもぜひお楽しみ下さ〜い!

やたぐわぁ

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やたぐわぁ

本名/谷田貝 洋暁。「なるようになるさ」と万事、右から左へと受け流し、悠々自適、お気楽な人生を願うも、世の中はそう甘くない。実際は来る者は拒めず、去る者は追えずの消極的野心家。何事にも楽しみを見いだせるのがウリ(長所なのか? コレ)だが、そのわりに慌てていることが多い。自分自身が怒ることに一番嫌悪感を感じ、人生の大半を笑って過ごすことに成功している、迷える本誌編集長の44歳。

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