おーい、ちゃんと起きて来るんだぞ~~

数年前お正月用に購入した寄せ植えに梅の木があったのだが、その後庭に植えて育てていたところ、今年ようやくたくさんのつぼみが枝を賑わした。咲くのを今か今かと楽しみに待っていると、つい先日とうとう最初の一輪が開花。立春にきちんと花を咲かすとは、たいした体内目覚ましをお持ちのようだ(笑)。さて、今年の春もう一つ気になって仕方がないのが庭に埋まっているカメの卵とその父カメである。卵は土に埋まって見えないので、ただひたすら出てくるのを待つのみ(ちゃんとふ化~越冬できていたら…ね)。父カメはハンバーグくらいの大きさになってきたので小さな池を増設し、去年の秋頃に軒下のプラケース生活から移動、庭での本格的な越冬は初めてである。母カメのいる池は深いので底の泥に埋まって越冬の姿は見えないのだが、こちらの池は50センチほどと浅く池の底がよく見える。そう、よく見えるだけに気になって仕方がない。(あ~頭と手足をちゃんと引っこめないと…)(顔に白っぽいものがついているけど大丈夫かな…)その後一度位置を移動していたので生存が確認でき安心するも、池が凍っても相変わらず頭と手足をのばしたまま動かない姿にふたたび不安になり(い、生きてる…!??)とジーーと目をこらすと首がかすかにこちらを向いた…ような気になり少し安心し…をくり返しの日々。以前、飼っていたナナフシが越冬していると信じて茶色になった体を春までずっと見守っていた、という苦い経験が何度も頭をよぎる。手を伸ばしそうになる。が、ここは父カメの生命力を信じて待とうではないかと。そして数ヶ月後に「おまえ、生きていたかー! がんばったなー!」と感動の再会(姿は見えているんだけどね)を期待している。

チャンカメ

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チャンカメ

タンスタ創刊号の〆切間際に入社した古株女子だが貫禄はまるでナシ。かわいい=へんなものについつい手が伸び、デスク周りは癒やし(?)小物だらけ、少々アク抜きの必要な40代。イラスト担当。愛車は現在Z250。乗るたびに ”最近のバイクはすごいな〜” と可愛さ倍増中☆

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