久しぶりの肉祭り

もう何年になるのだろうか。以前、カスタムピープルの編集をしていたころの話だ。関西圏の二輪業界に携わるお肉好きが集まって『MEET RACING』なるグループに加入することに。

ちなみに肉の正しいスペルは『meat』。なぜに『meet=会う』なのかと思う人もいるだろう。これはメンバーにマフラーをはじめとするアフターパーツを手がけ、レース活動にも積極的に携わる『BEET』のスタッフもメンバーで、彼らをリスペクトして『MEET』になったんだそうな。

この集まりはワガママバディなメンバーが多く(基本的に30代半ばから50代くらい)、若干中年太り気味だと自覚している僕も、そのメンバーの中に入るとかなりやせている部類。加齢とともに食べる量も減っているが、とにかく食べる。驚くほど食べる。ごはんはマンガ盛りだし、肉を焼くときは『火が見えてはならない』というルールが…。

要は網の上に肉を敷き詰めるのだ。基本的に食べ放題系のお店に行くことが多く、スタートすると肉を大量に頼み、届くと同時に網に投入。肉が多ければ焼けるスピードも落ちるが、お腹の空いたメンバーたちは『生焼けじゃないの?』と思うような状態でパクパク食べる。僕は自分の分を確保してしっかりと焼くのだが『お腹を壊すのでは?』と思うほど。まぁ、普段から鍛えられているから、後日『トイレから動けなかった』という話は耳にしていない。

さてタンデムスタイルの編集に携わるようになってから、関西方面に行く機会が減った。行っても、中心メンバーが出張に重なってしまい、ここ1年ほどご無沙汰…。が、久しぶりに参加してきた! 今回は大阪モーターサイクルショーのため関西入り。中心メンバーは出展にかかわっていることを知っていたから、事前にミートレーシングの開催を打診したのだ。今回は5人と少人数体制。いつものように食べ放題系ではなく、初参加者のオススメの店に行くことに。

場所は梅田から数駅の高架下にあり、外観はいい雰囲気。入店して着席すると、店員さんからビニール袋を手渡される。『臭いがつくので、上着などはこの中に!』という気配りだ。早速、注文をするが、食べる量はお任せ。何せ僕自身はさほど量は食べない…、というか食べれないから。

大皿にてんこ盛りされた肉が届くと、華麗にトングを使い、網の上に肉を配置。例のごとく上から火が見えないほど。少し待ってから早くもお箸が伸びる伸びる。僕は自分の近くに数切れ引き寄せ、マイペースを維持。その間も猛スピードで消費され、空いたスペースにさらに肉を投入!

何人前を注文したかはさだかではないが、小一時間もたたずにミートレーシングは終了! 関西らしくホルモンもおいしく、僕自身、量は食べれなかったが、楽しい時間をすごすことができ、昼間の一人撮影の疲れも癒し、ホテルに戻って、即、心地よい眠りをむさぼったのだ。ただし体重はプラスになったんだろうけど。

よっすぃ~

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よっすぃ~

近代日本の文化は数あれど「バイク」・「マンガ」・「アニメ」に興味があり、そのどれかに関わる仕事したいと考え、バイク雑誌の編集を始めてはや15年(本人は「ガンダムをはじめとするロボットアニメが好き!」と主張するが、周りからは萌え系アニメ派と思われている…)。その半分以上の時間は家に帰らず、カメラを持って全国各地を放浪するか、原稿書きで編集部に引きこもってすごしてきた。「おかげでどこでも寝れるようになった」と豪語する40歳。

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