タンデムスタイルをはじめとする、さまざまな二輪雑誌を手がけるクレタに入社したのは今から14年前の26歳のとき。そのころはちょうどフィルムカメラからデジタルカメラへと移行する時期だった。そのころのデジタルカメラの性能はまだまだ低く、また印刷技術の面からもフィルム(銀塩)がメジャー。撮影が終わったらフィルムを持って現像会社に持ち込み、場合によっては現像のタイミングに合わせて直接引き取りに…、なんてことも仕事の一部だった。あと車両の置き撮りのときは車両の取りまわしやレフをあてたり…。まぁ、二輪雑誌編集者の基礎的仕事をこなしてた。
1〜2年ほどは、そんな内容がメインだったが、当時は今のようにそれほど雑誌が多かったわけでなく、タンデムスタイル・カスタムピープル・カワサキバイクマガジンのみ(※カワサキバイクマガジンの版元は当時はアポロ出版。現在はぶんか社)。とくに後者二誌に携わることが多くなり、車両の置き撮りやイベント取材が増えていった。そうすると『アシスタント的な仕事よりも、自分で撮った方が楽しい!』と思い、自腹でデジタル一眼レフを購入。さすがに銀塩カメラはフィルム代がかかるが、デジカメは基本的に何枚撮ろうがタダ! まぁ、データを保存するCFカードを買う必要はあったのだが。
それまでにいろいろなカメラマンや写真の撮れる先輩編集者の仕事ぶりを見て、ときには質問をしながらトライ&エラーを繰り返した。そうした甲斐もあってか、車両の置き撮りやイベント取材に一人で出かけるように。おかげで日本各地をあちこちと飛び回れるようになったわけ。ちなみに僕はキャノンを使っており、ときどき『なんでキャノンを使っているの?』と聞かれることがある。それは編集部にあったデジカメがキャノンで、レンズを使うことができたから(後にレンズも自分で買いそろえたが)。それがニコンだったらニコンを使っていた。
初めて買ったボディは中古のEOSキスだった。上の機種もあったけど、まずは練習用に安いヤツをと購入したけだが、その後デジカメも進化。それに合わせてステップアップしていった。EOS10D→EOS20D→EOS10D→EOS40D→EOS50D→EOS7D→EOS7D…、と。途中20Dのあとに10Dが入っているのは、大阪の試乗会で撮影をしているときにシャッターユニットの経年劣化により撮影不能になり、急きょ梅田の中古カメラショップで購入したから。しばらくボディ2台持ちですごしたが、後に当時別の編集スタッフに練習用として格安で売却。その後7Dが2台続いたのは、三脚に固定して撮影したときにうっかりと倒してしまい壊してしまったから。その後、2代目7Dを長らく使っていたが、ようやく7Dmark2にステップアップ!
7Dmark2が登場したのは2014年10月末のこと。2代目7Dを買ったのは2015年の4月。『最初から7Dmark2を買えばいいじゃん?』と思う人も多いだろうが、最新機種は高い。7Dを倒して壊したのでなければ購入もあったかもしれないが、やはり自分の不注意が買い替えの理由なのでまだ新品で入手できた価格の安い7Dを選んだわけ。約3年使い続け、その間に7Dmark2の値段も下がり、ようやくステップアップをはたせたわけだ。
タンデムスタイルとアンダー400がメインになったため、以前ほど自分で撮る機会は減ったので5年は使いそうな予感。何せカスタムピープルをやっていたときは1年で200台を超え、サーキット走行会でシャッターを切りまくったから。初の実戦は4月1日のアンダー400の連載企画『改楽生活』の車両撮影で、翌日HSR九州で開催されたCBミーティングでも使用。まだ7Dとの違いは大きくわからないけれど、サーキットで走行写真を撮る機会が楽しみなところ。ちなみに4月24日発売のタンデムスタイルのイベントレポート(CBミーティング)が、新型で撮った写真の雑誌掲載デビューになるのでお楽しみに!
by B社に魂を売り渡した男2017/4/11 18:08
富山の武部です、私のカメラ歴とほぼ一緒ですね、後戻りと連続購入はありませんが、あと購入は予約購入が大半です、次はフルサイズかな?、そっちはEOS Kiss.EOS7.E0S1Ds.EOS5D MkⅡすべて中古です、またお会いしましょう。
by よっしぃ〜2017/4/12 20:04
一応、知り合いのカメラマンさんがもう使っていない5Dmark2を貸してくれているので、使わせてもらってます。