この間、カー用品店で「四つ葉マーク」を陳列棚に発見しました。最近発売になったんですね。ずいぶん前にニュースで高齢者ドライバーの「もみじマーク」が枯れ葉のようで、“落葉”や“朽ちる”など悪い印象で不評だとかで、新しいデザインを公募し人気投票によって選ばれたと言っていた。しかしその後あまりそのニュースが聞かれないので、途中で自分の記憶に疑問がわき、「はてさてあのニュースは夢だったか?」とWebで検索したところ、「四つ葉」といえばあのブルーの身障者マークのほうが定着していたのでなかなか探せなかった。だから実際に商品で発見したときは「ああ自分の記憶が正しかった」とホッと胸をなでおろしたしだいである。
それはいいとして、このマーク、デザインは確かに明るい色でイメージもいい感じ。これなら高齢者の方々が着用する抵抗感は軽減されたであろう、と思いきや、なかにはこういう意見も多いようです。「これをつけると若いヤツらがおもしろがってあおってきたりバカにしたりするんだよな…」つまり、デザインうんぬんという問題ではなく、そもそもこのマークをつけること自体に抵抗を感じているようす。何が悲しいって、高齢者の方々が運転中に「バカにされている」と感じていることである(そんな気持ちで運転するのってつらいだろうな…)。残念ながら私もたまにそういうドライバーを見かけることがある。若者、というか、高齢者の方々からすれば「若者」な人たちで、端から見ても見苦しい行為を執拗にしていたりする。「あぁ…自分の親くらいの年齢の人たちをあおって心が痛まないのかな…」と暗い気持ちにさせられる。思わず「そんなマークなくしてしまえ〜」と叫びたくもなるが、本来の役割でいえば、周囲のドライバーに注意を促すためのもの。このマークの車が前にいたらずいぶんと「かもしれない運転」ができるので、ぜひあってほしいものでもある。きっと心ないドライバーは全体のほんのひとにぎりの人たちだと思うし…。なんとか高齢者の方々には、この新しい「四つ葉マーク」のように、明るい気持ちで運転をしていただけたらいいなと願う。
そういえば、初心者マークや赤ちゃんステッカーなどでも似たようなことを聞いた覚えがある。さらにはこれらのマークを対象外の人が別の目的に利用している(人間心理のウラをかくということですかね…)なんて話も聞く。マークって、便利だけど使い方にも注意が必要かもしれませんね(汗)。ちなみに、あおり防止に有効なマークってのもあるとかないとか。…なんだか話がだんだんイタチごっこのような展開になってきてしまいましたね。まぁいろんな人がいるからいいこともあるし、悪いこともあるし、いろんな意見があるし、いろんな考えもあるし。おもしろいですよね、人間って。さて、みなさんはどう思いますか?