たまたまなのかもしれないが、最近「わ~、すっごい色の夕焼けだな~!」とか「うわ~何このでっかいシャクトリムシ!」とか「あっ、このへん何か(クワガタとか)いそう…」というときに、全く見ず知らずの共感者と遭遇することがよくある。(こ、こんなところで…この夕焼け空の写真とっても…いいですかね…)なんてためらいながらカバンからスマホを出すか出すまいかまごまごしていると、横で若い子がワクワクした目でその奇妙な空に遠慮なくシャッターを押しはじめた。(おお、最近はこういう行動もへんじゃないのね…!)とその若者に勇気をいただいた私もまたその夕日にシャッターボタンを数回押すことができた。そしてチラッと横を見ると目が合ったのでなんとな~く二言三言会話し、微笑み会釈しつつその場を後にする、…なんてことがよくある。過去の自分の記憶の中で、少数派の主張というものはとかく「へん」「おかしい」と思われがちだったはずなのだが、最近はネットのおかげなのだろうかどうだろうか、ちょっと変わった趣味や好みを持っていても当人自体が「ひとりじゃないんだ」という自信のようなものをもって堂々と生きているなと感じるし、また、周囲もそれに対して認める姿勢を当たり前としているようにも思う。そう考えるとするならば、最近よく聞く「バイクでツーリングに行っても、ピースサインがかえって来ない」というのも、たとえば自然の風景だとか生き物だとか、何かしらの対象物を通して共感を得たときにはきっとピースサインに近い交流がまっているんだろうなと思う。あ~そうだ。そういう意味でも、タンスタの「ツーリングフォトグランプリ」っていい企画なのではないだろうか。けっこうたくさんエントリーされているようで、スタッフ一同嬉しい限りです。これからも大いに盛り上がってほしいと思いま~す! 今回もステキな写真がいっぱいありますね。私はとくにこの、みなさんの撮影コメントを読むのがとっても楽しみなんです。こうして写真を見ながらコメントを読むと、そこの空気がパソコンの画面からふわ~~っと吹いてくるような気がして…♪ …うーん我ながら、これはずいぶん重症かもしれない。あ~ツーリング行きたいな~。