いきなり告白してしまいますが、このコラムはとある町のインターネットカフェで書いています。どうしても本日外せない取材があったためこんな手段を取っているわけですが、きっと隣のブースに入ってる人は「なんだか隣のブースに入ってるヤツはやたらキーボードをカタカタ叩いてるなぁ。何を書いてるんだ?」などと思っていることでしょう。でも、ボクらのような仕事をしていると、実はこういうことがときどきあるんですよね。ネットカフェさえあれば日本全国の町から原稿を送れてしまうのだから便利な時代になったと思います。
そういえば、以前ボクは鹿児島のネットカフェでも仕事をしたことがありました。ツーリング取材で訪れたのですが、ロケの日程の途中で台風が直撃。どう考えても撮影などできない状況だったので「今日はネットカフェで仕事しよう」と…。どっかのお店から外れた看板みたいなのが暴風にあおられて「グワングワングワン!」と転がっていくような状況のなかで駅前のネットカフェに逃げ込んで…。当然ですが建物のなかはウソのように静かで思いのほか原稿が進みました。ツーリング記事を現地で書いたのは初めての経験でしたね。
また、高知でもネットカフェを利用したことがあります。高知から東京に向かうフェリーに乗る予定だったのですが、出港の時間まで、確か3~4時間くらいあったのかな。フェリーターミナルで時間をつぶすにはあまりにも長い時間だったので、高知のネットカフェに入って…。あのときの会員証、どこにいったかなぁ。たぶん、引き出しの奥の方に押し込まれてるんじゃないかと思います。ともかく、鹿児島のことも高知のことも、ネットカフェの出来事も含めて、いい思い出なんですよね。みなさんも、もしも一味違ったツーリングがしたいのなら、見知らぬ町のネットカフェに入ってみるというのはどうでしょうか。きっと、なんだか不思議な体験として思い出に残ると思いますよ。
そして、ネットカフェをよく利用するみなさん。もしも隣のブースでやたらキーボードをパタパタ叩いてる人がいたら、それはボクかもしれません。なんせ全国各地、どんな町のネットカフェに出没するかわかりませんからね。
(よし、完了っと…。せっかくだから寄生獣でも読んでいこうかな)