もっと見て触ってまたがって、バイクに!

9月16日〜17日に開催されたフェス『ニューアコースティックキャンプ』に参加してきた。参加といっても遊びに行ってきたワケじゃなく、メーカー各社のマシンを持ち込んで「キャンプするならバイクでもどう?」というブース出展を行なってきたのだ。イベントそのものの詳細については別途Webタンデムの『ニュース』コーナーの方で詳しくレポートしているのでそちらを参照してほしい。

【イベントレポート】ニューアコースティックキャンプ2017

会場では、キャンプを基盤とした音楽フェスということもあり、ホンダのCRF250ラリー、ヤマハのツーリングセロー、スズキのVストローム250、ドゥカティのスクランブラーシックスティ2というアウトドアをイメージしやすい4機種を展示。そのかたわらにはテントも設営して、『バイクでキャンプも楽しいよ!』という展示を行なうとともに、既存のバイクキャンパーのための特設テントサイトも作った。

 

参加者はもちろんノンバイクユーザー。でも通りかかって気になってブースを訪れてくれる人がとても多く、マシンを説明しながら次から次へとまたがってもらう。雨が降ってないときなら、ほぼ誰かしらがバイクにまたがっている状況が続く

 

実はタンデムスタイルとしてこんなアウトドア系のイベントにバイクを持ち込んで“バイク”をアピールをするのは2回目のこと。今年夏に行なわれた『コールマンアウトドアリゾートパーク2017@神宮外苑』でも、やっぱり同じように“バイクでキャンプ”の展示を行ったんだけど、意外に反応がよかったので今回の展示にもふみ切ったというわけ。

 

もともとキャンプやフェスなどのアウトドア好きなら、バイクも好きになってくれるかも? との想いでスタートした企画なのだが、やっぱり今回も好評で、「昔は乗ってたんだけど、また始めたいな!」とか「オートバイってカッコイイいいよね!」「子どもと写真とっていい?」といった、好反応が得られてバイク人口の増加に貢献できそうな予感。それに意外だったのは「免許は持っているけど乗ってない…」なんていう、免許取得しておきながらも、残念ながらバイクデビューに至っていないという人たちが少なからずいるということだ。それがわかっただけでも収穫ってもんだ。

 

バイクは子どもたちに大人気! 「全部またがる!」と片っ端からまたがってくれる。未来のバイク乗りたちだ

 

それに2日間、お客さんにバイクのことを説明し続けて思うのは、やっぱりいわゆるバイクイベントに集まるようなお客さんとは雰囲気が違うということ。“バイク乗り”じゃないし、多くの人がまだバイクに興味を向けてないのだから当たり前だけど、ごく自然体でアウトドア遊びやフェスを楽しんでいるのが印象的。そんな自然体でいろいろな“楽しいこと”をライフスタイルに取り込む彼らが、少しでもバイクに目を向けてくれれば…と思ったしだい。これからもこんなイベントに積極的に出ばっていって、バイクをアピールできたらなぁ…。

 

ライダーの参加者でテント設営やキャンプに不慣れという方がいれば御手伝い。バイク+キャンプの楽しさを知ってくれれば本望です!

 

え? 会場ではもちろん僕らもキャンプですよ? 単にキャンプしたかっただけだろうって? ごもっとも! ゆったりリラックスした雰囲気の会場はとても居心地がよく、ココロがオープンになっていくのがわかる、いいイベントでした。

やたぐわぁ

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やたぐわぁ

本名/谷田貝 洋暁。「なるようになるさ」と万事、右から左へと受け流し、悠々自適、お気楽な人生を願うも、世の中はそう甘くない。実際は来る者は拒めず、去る者は追えずの消極的野心家。何事にも楽しみを見いだせるのがウリ(長所なのか? コレ)だが、そのわりに慌てていることが多い。自分自身が怒ることに一番嫌悪感を感じ、人生の大半を笑って過ごすことに成功している、迷える本誌編集長の44歳。

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