福本優香さんがMOTO4 TECHの性能を体験
写真・文:舘岡重光
ツーリング前のオイル交換を忘れずに
休日のツーリング。それは楽しいひとときだ。でも、出発するまでの準備もまた楽しいし、とっても大切なこと。ちょうど良いバッグを選んで、予想気温を見ながらウエアを選んで、マップでルートを決めて…。待って! 大切な愛車の準備も忘れてはいけない。
特に忘れられがちなのが、エンジンオイル交換だ。「前回の交換からそんなに走ってないと思う」という人も多いが、しっかりチェックしよう。走行距離は少なくても、半年も経てばオイルの性能は劣化してしまうし、季節が変わればエンジンオイルの交換時期なのだ。
まず簡単にエンジンオイルの果たす役割をざっくりとおさらいしよう。エンジン内部に油膜を作り、各パーツを磨耗から保護してくれているのだ。ところが、温度が高くなり過ぎると粘度(硬さ)が柔らかくなってしまい、油膜が薄くなってしまう。つまり“油膜で保護する”という大切な仕事に悪影響が出てしまうのだ。
最近では梅雨の晴れ間でも30度を超えてしまったというニュースが聞かれる。ところが、これはとても条件の良い場所で測定している気温だ。実際にはアスファルトの照り返しやエンジンが冷えない渋滞時など、かなり高い温度になっている。一日中走っているツーリングは、様々な状況に遭遇してしまうもの。エンジンオイルにとっては過酷な状況なのだ。だからこそ、新しいオイルへ交換しておくと安心というワケ。
街中や観光地を走ると、信号待ちや渋滞、低速走行に遭遇する。こういった時にエンジンは高温になり、エンジンオイルに過酷な環境になる
外気温に対して適しているオイル粘度を知ろう!
エンジンオイルは選ぶもの!安心だけでなく体感できる違いがある
もうひとつ注意したいのが“どんなオイルでも同じ性能ではない”ということ。世の中にはたくさんの種類のオイルが存在しているが、その理由がこれだ。油膜は、エンジンの性能に直結していると断言しても言い過ぎではない。油膜が薄いとか、柔らか過ぎると保護性能が低下してしまうし、厚くても固過ぎればパワーやトルクのロスにつながってしまう。エンジンオイルは「しっかり選ぶ」ことで真価を発揮してくれるものなのだ。
これらの要素を考えてエンジンオイルを選んだ時、候補となるのがエルフの“モト4テック”だ。粘度は10W-50と高温に強く、低温時の性能も高い。本来の性能を発揮する温度の幅が広いので、気温の変動が激しいツーリングにはうってつけ。しかも世界一過酷なレースと言われるダカールラリーでも使用されていたほどのタフさを備えている。
elf MOTO4 TECH〈10W-50〉
もちろん、ただ「安心できる」だけのオイルではない。厚い油膜は滑らかで、快適なフィーリングを提供してくれる。そのひとつがシフトタッチ。シフトペダルを動かした時に、その上質な感触を感じられることだろう。そして、エンジン振動の少なさもきっと体感できるはずだ。
排気量の小さいバイクほど性能は大切!
よくある誤解が「排気量が小さいから、何でも良いんです」というもの。実は、小さい排気量ほど“オイル選び”は重要だ。パワーやトルクが小さめの小排気量車は、同じ速度で走行する時でも、高い回転域を使う傾向にある。回転数が上がれば、エンジンはそれだけ高温になってしまう。
そして注目して欲しいのは、パワーやトルクのロスだ。元々の数値が小さいと、同じ数値のロスが大きく感じる。例えば1馬力のロスが生じるとしよう。100馬力のバイクなら1%に過ぎないが、10馬力のバイクになると10%にまで跳ね上がってしまう。もちろん、厳密にはピークパワーを使い続けられないので、現実にはもっと大きな違いとなって体感に結びついていく。

今回、モト4テックを体感した福本優香ちゃんはその性能に驚いていた。「スロットルの開け始めで、トトッと進んでくれる感じがしました。特に曲る時に軽やかに加速してくれる感じがして、楽しくなっちゃいました!」と教えてくれた。トルクの違いが感じられたようだ。曲った時の立ち上がりでしっかりついてきてくれる、そのトルク感は大きな安心と楽しみを生んでくれる。マットモーターサイクルズジャパンが推奨オイルとして取り扱い説明書に載せていることでも、その信頼と性能がいかに認められているかが分かる。
ツーリング前のオイル交換はとても大切。そして“こだわったオイル選び”を加えることも同じくらい大切だ。優香ちゃんのような笑顔が湧き出るほど、ライディングが安心で楽しくなるはずだ。
CONTACT
- 問い合わせ先
- トタル・ルブリカンツ・ジャパン
- 電話番号
- 03-5562-5930
- 住所
- 東京都港区赤坂4-2-19
- URL
- http://www.elf-lub.jp