石油メジャーが開発した燃料添加剤
ガソリンに注入するだけでパワーやトルクがアップし、燃焼効率が高まってエンジンの寿命も延びる…。古くからガソリンに高性能な添加剤を入れることの効能はよく知られるところではあるが、このような表現で多種多様なメーカーがガソリン添加剤をリリースする中、何をどう選べばいいのか悩ましくもなるはずだ。そんな人にオススメしたいのがエルフのエンジンクリーナーだ。
なぜエルフがオススメなのか。それはエルフというオイルブランドを展開するメーカーのトタルが国際石油資本(スーパーメジャー)だからだ。トタルは石油の採掘からガソリンやエンジンオイルの生産、精製、輸送、販売を一貫してグループ内で完結できる、世界で6社しか存在しない超巨大コングロマリットである。ガソリンとは原油から出てくるナフサなどにさまざまな化学成分を加えて製造していく。トタルはその成分設計をイチから行なえる数少ないメーカーであり、ガソリンに何をどれほど添加すればねらった効果を得られるかを、もっとも知る存在ともいえるわけだ。
そしてトタルグループとしてF1やWRCといったモータースポーツに参画してきたうえに、バイクでもホンダと提携してエルフプロジェクトでWGPにも参戦した経験がある。そういったノウハウを注ぎ込み、エンジンクリーナーではカーボンの生成・堆積を防いでエンジン内をクリーンにたもちつつ、摩擦低減剤を配合することで内部摩耗を抑えることを目指している。摩擦を低減することはエンジン性能の回復につながるという。
また、防錆効果も持たせたうえで、強力なクリーナー性能と汚れの再付着防止効果が得られることで、バイクを長期保管する際にも効果が期待できる。保管前に添加剤を投入し、エンジンをかけておけばバルブまわりやスパークプラグ、ピストン、インジェクションやキャブレターをクリーンにすることが期待できるため、春の再始動時にスムーズな始動につながるはずだ。
冬季は寒さで始動性が悪くなるが、摩擦低減効果から高い始動性確保につながり、かつ冬眠させるにも内部をクリーンにたもつ効果も期待できるエルフのエンジンクリーナー。主眼はあくまでもリフレッシュなので、注入した途端にものすごくパワーアップしたり、燃費がいきなり向上するわけではないし、エンジン内部の劣化をカバーしてくれるモノではないが、古いバイクほど副次的に性能アップは期待できる。長く愛車とともにすごしたい人は、愛車を保護するうえでも活用してみてはいかがだろうか。
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- 問い合わせ先
- トタル・ルブリカンツ・ジャパン
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- 0570-062-555
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- https://www.elf-lub.jp