最新テクノロジーを余すことなく導入し快適性をさらに高めた定番モデル
KABUTO AEROBLADE-6のスタイリング
新しい技術の導入で軽さプラスαの快適性
ヘルメットをはじめほとんどのライディングギアは、フラッグシップモデルといわれるメーカーのトップモデルを頂点に数種類をラインナップし、その中に機能や価格のバランスが取れた定番的なモデルが存在する。そして、ここで紹介するエアロブレードがカブトにおけるフルフェイスの定番的なモデルといっていいだろう。製品名の最後に“6”と付いていることからもわかるとおり、モデルチェンジを繰り返し長きにわたって熟成を重ねてきたエアロブレードは、信頼性も高く、それがユーザーの安心感へとつながっている人気モデルなのだ。
前モデルのエアロブレード5へとモデルチェンジしたのが2017年なので、今回5年ぶりのモデルチェンジになるのだが、エアロブレード5のユーザーやカブト製ヘルメットに詳しい人が見ると、シェルの形状が変わっていないことから、“あれ? どこが変わったの?”と思うかもしれない。しかし細部までじっくり見れば、5年の間に実用化された新たなテクノロジーを取り入れて、快適性が大幅に高められていることがわかる。また、シェル形状が変わらなかったということは、裏を返せば前モデルの時点でフォルムの完成度がすでに変更する必要のない高いレベルにあったといえるだろう。
まずは静粛性の向上。昨年発売となったフラッグシップモデルF-17ゆずりの密閉性の高い二軸ラチェットシールドシステムを導入したことで実現している。静粛性が高まることでどんな恩恵があるかというと、疲労が軽減されるのだ。高速道路を使った長距離移動をすることの多いライダーなら、高速走行時の走行風の影響によるヘルメット内のノイズがけっこうしんどいことを知っている。それが密閉性が高まることで和らぎ、疲労の蓄積を抑える効果が望めるのだ。また、最近は多くのライダーがインカムを利用しており、静粛性が高まればそのイヤホンの音量を下げても相手の話が聞き取れるようになり、疲労軽減につながる。
加えてテイジンの熱線遮蔽素材を使用した“UV&IRカットシールド”を新たに採用し、ヘルメット内の温度上昇を抑えているのも快適性アップに大きく貢献している。まだまだ日差しの強い日はあるから、ヘルメット内の温度上昇が抑えられることで走行時のコンセントレーションは持続するし、ヘルメット焼けを気にしなくていいのもうれしい。
その他にもチークパットがかぶったり脱いだりしやすく、ホホを押さえ付けるのではなく包み込むような形状になっていたり、シールドロックのボタン形状が変わって操作性がよくなっている。アゴひもはシンプルなDリングタイプへと変わった。そう、パッと見ではわからないけれど、かなりのバージョンアップがなされていることがわかっていただけただろう。
ここまではモデルチェンジによる進化について触れてきたけれど、エアロブレードの根本の魅力は、部品構成から素材セレクトまで徹底してこだわったことによる“軽さ”と“コンパクトなこと”である。そして、そこは6にもしっかりと受け継がれている。実際に多くのライダーが、このヘルメットを持った瞬間に“軽っ!”と言葉にしてしまうほどほど軽い。ちなみに軽くてコンパクトなことは、首や肩にかかる負担・ストレスの低減につながり、ライダーにとっては大きなメリットなのだ。その根本の魅力に先に挙げた静粛性アップや内部温度上昇の抑制などの快適さが加わったことで、6が人気モデルとなることは間違いなさそうだ。
ヘルメット内の温度上昇を防ぐUV&IRカットシールド
シールドを透過した太陽光によりヘルメット内の温度が上昇し、息が詰まる思いをしたライダーは多いだろう。その不快感から解放してくれるUV(紫外線)とIR(赤外線)をカットするテイジン製の高機能ポリカーボネート素材を使用したシールドを採用している。クリアながらUVを99%、IRを74%カットしてくれ、30分経過以降、ヘルメット内の温度は従来型のシールドと比べて10度近く低く維持される。
頭の大きさに合わせてヘルメット自体の大きさも変えられる
最先端のエアロフォルムを採用
製品情報
- メーカー
- カブト
- 製品名
- AEROBLADE-6(エアロブレード・6)
- カラー
- パールホワイト・ブラックメタリック・フラットブラック・フラットクールガンメタ
- サイズ
- XS(54-55㎝)・S(55-56㎝)・M(57-58㎝)・L(59-60㎝)・XL(61-62㎝)・XXL(63-64㎝)
- 価格
- 3万9,600円(税込)
CONTACT
- 問い合わせ先
- オージーケーカブト
- 電話番号
- 06-6747-8031
- URL
- https://www.ogkkabuto.co.jp