高い防寒性能はそのままに、お値段据え置きでバージョンアップが嬉しい
全国各地に店舗を展開し、幅広い車種の新車・中古車を販売するレッドバロンのプライベートブランド“ROM”から、2020年秋にデビューした電熱グローブ『ゼロスグラブ ヒート』のバージョンアップ版『ゼロスグラブ ヒート2』が登場した!
グローブ内部の手首付近に、充電式のバッテリーを挿入するポケットが設けられたバッテリー給電式の電熱グローブである。簡単にセットアップが可能で、バイクのバッテリーから給電しないためコードが邪魔にならないストレスフリーなアイテムだ。
今回バージョンアップした点は、ユーザーからの声で一番多かったバッテリー残量の確認機能の追加で、青色LEDでチェックできるようになったこと。残量 81~100%=三つ点灯、残量 51~80%=二つ点灯、残量 6~50%=一つ点灯、残量5%以下=一つが点滅する仕様になっている。あくまでも目安とはなるが、大体あとどれくらい使えるのかが把握できるのはかなり便利だ。
温度調整は3段階で、セット品のバッテリー2,200mAhを使用する場合は、ハイパワー(赤色LED目盛り3本)の状態で約2時間、ノーマル(2本)で約3時間、セーブ(1本)で約4時間稼働する。もちろんパワーオフにもできるため、比較的暖かい日中は、バッテリーを使用せず通常の冬グローブ、夕方から夜間の走行時は、電熱をオンにして走行することも可能だ。
グローブ本体は、甲側の中綿素材に透湿防水機能を備え、防風性にすぐれて保温力も高いデュポン社のコンフォマックスを採用することで、走行風をつねに受ける甲側を暖かく保護。断熱性にすぐれた高機能中綿素材シンサレートを採用した手のひら側は、薄くて軽く、操作性や運動性能はそのままに、保温性を有したハイブリッド機構となっている。また裏地には、繊維の表面がなめらかで摩擦が生じにくい、肌にやさしい素材を使用。さらに独自のカッティングパターンを用いたフィット感の高い着け心地が特徴だ。
甲側と掌側にはCE規格に適合したプロテクターを装備。さらに小指側の側面にもプロテクション機能を備え、万一の転倒時にダメージを最小限に抑えるなど、安全面に対して配慮されているのもポイントだ。
暖かさの秘訣はココにあり
なお価格は従来モデルと変わらず2万1,780円という設定で、コストパフォーマンスが高いのもうれしいポイント。また、オプション品として3,000mAhのバッテリーもラインナップしており、こちらはハイパワーで約2時間40分、ノーマルで約4時間30分、セーブで約5時間40分と、バッテリーの持ち時間がアップする。ちなみに満充電までは約5時間を要する。若干の重量アップと収納部のふくらみは増すものの、操作性に支障はないので、こちらもあわせてオススメしたい。
『ROM ゼロスグラブ ヒート2』 製品情報
- 価格
- 2万1,780円(税込)
- サイズ
- S・M・L・LL
- カラー
- ブラック
- 付属品
- バッテリー(2,200mAh)×2・充電器