人気を博したHARD WORX製アルミトップケースをカーボン化! 従来比2㎏減・30%も軽量化したハイエンドモデル
2021年に発表された自工会(自動車工業会)による市場調査によると、ライダーのほとんどは主な用途として買い物(53%)、ツーリング(50%)にパイクを活用する比率が高く、とくに125㏄以上のモデルだとバイクの用途にツーリングを挙げる比率が高まっている。つまり、買い物の荷物やツーリング用グッズなど、何かしらを運搬する前提でバイクが運用されていることを市場調査は示しているわけだ。
実際、さまざまなイベント会場でもトップケースやサイドケースを活用しているオーナーを見かけることは少なくない。日帰りツーリングでも、小なりとはいえ重量物が体に加わるというのは距離が伸びるほどに負担になる。体をフリーにできるケース類のアドバンテージは非常に大きい。
そのようにケース類の利点はすでによく知られていると思うが、ではいざ購入となるとその選択肢の多さに驚くだろう。そんななかで注目したいのが、RIDEZが取り扱うHARD WORXからリリースされたカーボントップケースだ。
一般的に、ケースには容量が記載されている。36ℓだとか45ℓといった数字がそれだ。しかし、とくに注目したいのはケースを取り付けるキャリアやステーの積載限度重量。つまり、ケースに荷物を満載してケース自体が耐えられる構造をしていたとしても、荷物+ケースの重量がキャリアやステーの耐久値を超えてしまえば、ヘタすれば重量に耐えられず変形したり、最悪時には脱落してしまう恐れもあるのだ。
つまり、ほとんどの場合で注目されにくいケース自体の重量が、本当の意味での積載量を大きく左右するのである。だから高額でも高耐久で軽量なアルミ製や、紫外線などで経年劣化するが安価で軽量な樹脂製が重宝されているのだ。
その点、HARD WORXのカーボントップケースのアドバンテージは大きい。もともと宇宙産業用として生まれたカーボンは軽量かつ非常に強靭な製品が作れる利点を持つ。強靭というのは単に強度というだけではなく剛性も併せ持つので、衝撃だけではなく振動などにも強さを発揮する。荷物保護の素材としてもうってつけなのだ。
そして最大の利点は軽量であるという点。何せ同ブランドが展開する同タイプのアルミ製より約30%も軽量化できているのだ(※RIDEZ調べ)。これはつまり、従来よりも3割増しで荷物を積載する能力が向上しているのと同じともいえる。そのうえ、カーボンという独特の質感がもたらす存在感は他素材とは一線を画したものがある。トップケースにカーボンを採用しない理由が見当たらないほど、最適な素材であるともいえるのだ。
唯一のカーボン製品の欠点は価格で、今回紹介する製品も10万8,900円(税込み)だ。これは従来製品でアルミを使用したパートすべてをカーボンで製作したためでもあるのだが、それだけに大きさに見合わないほど圧倒的な軽量化と、その重量からは想像もできないほど堅牢なケースを実現しているのだ。カーボン模様のシートを貼っただけのような”カーボン調”とはまさに一線を画している製品といえる。ぜひ、その軽さは一度手にして体験してもらいたい。
HARD WORXのトップケースはもともと防水、防塵性が高く、雨天時も安心できる品質の高さが高く評価されている製品。本体各部には万一の落下時や転倒時にも安心なプロテクションが装備されているほか、ケース内にも衝撃を緩和する内装が入っているため安心感が非常に高い。さらにケースのフタ外側には複数の荷かけポイント、内側には使い勝手のよさそうな小物入れ、荷くずれ防止の固定ベルト、高耐久のカギ付きバックルの採用など、機能面も充実。ツーリングに行けば必ず開閉するケースだけに、そういった細やかな部分にも配慮した機能面の充実は、満足度を高めることにもつながるはずだ。
また、HARD WORXのトップケースは36ℓ、45ℓ、55ℓ、65ℓの4サイズを展開している。カーボントップケースは現状だと45ℓバージョンのみとなっており、十分な積載量を確保できるので困るというシーンは少ないだろうが、より小さい、あるいは大きいサイズ展開はRIDEZの続報に期待いただきたい。
HARD WORX カーボン トップケース45L HX45C
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