SW-MOTECHってどんなメーカー?
ビッグスクーターオーナーを除き、バイクでツーリングに行く際に頭を悩ませるのは”荷物をどうするか”ということ。多くのバイクは荷物の積載をあまり考えて作られていないからだ。ドローコードを引っかけるためのフックは設けられているが、オーナーの創意工夫で積載を考えなければならない。こう書くと”面倒くさそう…”と思うビギナーもいることだろうが、安心してほしい。
というのも荷物の積載を考慮したバッグ類が、さまざまなメーカーからリリースされているから。多くのツーリングライダーは自分の愛機と、ツーリングスタイルを考慮して、自分に合ったバッグをチョイスしているのだ。ここで紹介するエスダブリュー・モテックも、豊富な種類のバッグをラインナップしているメーカーだ。
エスダブリュー・モテックはモーターサイクル用アクセサリーサプライヤーとして1999年設立された。活動拠点はドイツのラウシェンバーグ、生産拠点をチェコのブルノに構える。質の高いアイテム類が評価され、ヤマハ・スズキ・カワサキ・BMW・ドゥカティ・KTM・モトグッチと協力関係を構築し、共同で純正アクセサリーの開発や生産を手がけるほどに。もちろんオリジナルアイテムも積極的にリリース。それらを日本国内に導入しているのが、30年以上の歴史を持つアクティブだ。オリジナルアイテムだけでなく、海外からさまざまなアイテムを日本に導入し続けている。
ソフトタイプからハードタイプまで幅広いラインナップを揃えている
現在、日本国内で手に入るエスダブリュー・モテックのバッグ類は、ソフトタイプからハードタイプと多種多用。”これだけラインナップ数があれば、自分に合ったバッグが見つかる!”と思うほど。ここではその一部を紹介するので、詳細はアクティブのホームページで確認してほしい。
新たに加わった”ION(アイオン)”テールバッグ
2019年に新たにエスダブリュー・モテックのラインナップに加わったのが”ION(アイオン)”だ。ソフトバッグ系になるが、テールバッグスやレジェンドギアと比べると、シンプルなイメージを受ける。ただよく見てみると、同色ながらポリエステルとビニール、二つの素材を組み合わせている顔と気づく。ちなみに昼間は目立たないが、夜間は光を反射するリフレクター効果を発揮するというすぐれモノ。
IONテールバッグは現在3種類がラインナップされる。容量が異なる”S” ”M” ”L”だ。”S”と”M”は容量を変えられるのが特徴のひとつ。日帰り・ロングツーリングなどツーリングスタイルで選べるのがうれしい。ちなみにどのサイズもメイン荷室には大きく開くジッパーが設けられ、持ち運びに便利なキャリングハンドルが装着されているので、使い勝手は良好。また紫外線に強い素材を用いつつ、内部には耐水性のコーティングがほどこされているのでちょっとした雨なら心配ない。ただし本降りに対応するレベルではないため、インナー防水バッグが付属している。
ION Lを実際に使って感じたこと
今回は撮影のためにION Lを貸し出してもらったので、使い勝手を含めてレポートしよう。使用した車両は2019年式ヤマハ・YZF-R3だ。ライダーシートとタンデムシートが分割されているタイプだが、前後一体型シートを採用している車両でも使い勝手は大きく変わらないだろう。
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