東京モーターショー2017で世界初披露されるコンセプトモデル・ネオスポーツカフェコンセプト。いかにもショー用のモデルに見えてしまう奇抜なスタイリングのため、市販モデルとは縁遠いのではないかと判断してしまうけれどそれは間違い。
今回はコンセプトモデルのみの発表となったが、ティザー動画を見る限りどうやら市販モデルは2017年11月6日にミラノショーにて発表されるようだ。
『スポーツバイクと共に過ごしてきた長い経験を持つ大人のライダーに向けた、次世代ネイキッドスポーツ』と銘打ちスーパースポーツさながらのパッケージングと、レトロテイストなデザインを組み合わせたネオスポーツカフェコンセプト。片持ちスイングアームが目を引く足まわりは倒立フォークにラジアルマウントキャリパーを採用。前後タイヤサイズはフロント120/70-17・リヤ190/55-17(ダンロップ製スポーツマックスD214)となっている。
スタイリング面でも、CB1100シリーズに用いられているフランジレスタンクを採用するとともに、削り出しパーツを多用することで上質さを追求。タンクやサイドカバー、ホイールなど、各部にはあえて研磨痕を残すことで金属の質感を活かすヘアライン仕上げが施されている。
CB1000Rベースの本格ネイキッドスポーツ?
巷ではCBR650ベースのエンジンが搭載されているのでは?などという情報も見られたが、エンジンをよく観察してみるとCB1000Rとの共通点が多いことが見て取れる。CB1000Rはイタリアホンダにより企画されたモデルで、CBR1000RR用をベースとしたエンジンを搭載するストリートファイターだ。片持ちスイングアームやショートテール、異形ヘッドライトなど、アグレッシブなスタイリングが特徴のモデルだが、そうしたCB1000Rのアピールポイントを残しつつ今回発表されたネオスポーツカフェコンセプトにはレトロテイストが盛り込まれている。