ヨシムラジャパン製PCX/PCX160用マフラーに不具合が発生。強度不足でエキゾーストパイプに亀裂が入り、排気ガスが漏れるおそれあり

 

ヨシムラジャパンは5月31日、国土交通省に対して同社マフラーに不具合があるとして自主改善を実施するとの報告があった。

 

不具合があるのは2021年モデルのPCX/PCX160用として発売されたマフラー4種。

 

不具合は後付け部品のエキゾーストシステムにおいて、エキゾーストパイプ先端部分の設計が不適切なため、走行振動等の影響によりエキゾーストパイプのエンジン取付け部分に過負荷が生じる場合がある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、エキゾーストパイプに亀裂が入り、排気ガスが漏れるおそれがあるとしている。

 

改善処置として全数、当該エキゾーストパイプに補強溶接を無償で行なう。

 

不具合は2件が報告されている。不具合を起因とする事故は発生していない。

 

当該製品の詳細は以下のとおりとなる。

 

対象の製品名

PCX(21)機械曲 R-77R サイクロン EXPORT SPEC 政府認証

部品番号

110A-45C-5150/5130/5180B

対象数

159個

対象の製品名

PCX(21)機械曲 GP-MAGNNUM105 サイクロン EXPORT SPEC 政府認証

部品番号

110A-45C-5U50/5U30/5U80B

対象数

72個

対象の製品名

PCX160(21)機械曲 R-77RS サイクロン EXPORT SPEC 政府認証

部品番号

110A-45E-5150/5130/5180B

対象数

79個

対象の製品名

PCX160(21)機械曲 GP-MAGNNUM105 サイクロン EXPORT SPEC 政府認証

部品番号

110A-45E-5U50/5U30/5U80B

対象数

49個

 

いずれも出荷期間は令和4年2月2日から令和4年5月9日となっている。

 

回収方法などに関してはヨシムラジャパンのウェブサイトで詳細が紹介されているので、当該製品を購入した人はそちらも確認いただきたい。

ヨシムラジャパン『2021 年式 PCX/PCX160 用エキゾーストパイプの自主改善のご案内』国土交通省『株式会社ヨシムラジャパンによる自主改善の実施について』(令和4年5月31日)