ホンダは9月1日、国土交通省に対してリコールの届け出を行なった。
対象となる車種はCRF1100Lアフリカツイン、NT1100、CBR1000RR-Rで、いずれも不具合が発生した部位は原動機(エンジン制御コンピュータ)となる。
不具合はエンジン制御コンピュータ(ECU)において、車載式故障診断装置の制御プログラムが不適切なため、故障診断データの処理が重なると、当該データが破損することがある。そのため、異常を検知しECUがリセットして、エンストするおそれがある。なお、6速DCT型自動変速機搭載車両においては、フェールセーフが働きクラッチが切れ、駆動力が伝わらなくなり、走行不能となるおそれがある。
対策として全車両、エンジン制御コンピュータを対策プログラムに書き換える。
不具合は市場からの情報で発見され、不具合の発見件数は4件。不具合を起因とする事故は報告されていない。
対象となる車両の通称名、型式、車台番号、製作期間、台数は以下のとおり。使用者にはダイレクトメールなどで告知されるが、当該車両のオーナーは車台番号を確認の上、早急に最寄りのホンダ正規販売店に相談いただきたい。
対象車両情報
CRF1100L Africa Twin
- 車名
- ホンダ
- 型式
- 2BL-SD10
- 通称名
- CRF1100L Africa Twin
- リコール対象車の車台番号の範囲
- SD10-1000018〜SD10-1001621
- リコール対象車の製作期間
- 令和元年10月29日〜令和3年7月19日
- リコール対象車の台数
- 1,004台
- 備考
- 6速DCT型自動変速機搭載車両
- 車名
- ホンダ
- 型式
- 8BL-SD10
- 通称名
- CRF1100L Africa Twin
- リコール対象車の車台番号の範囲
- SD10-1100035〜SD10-1100201
- リコール対象車の製作期間
- 令和3年12月14日〜令和4年6月20日
- リコール対象車の台数
- 122台
- 備考
- 6速DCT型自動変速機搭載車両
NT1100
- 車名
- ホンダ
- 型式
- 8BL-SC84
- 通称名
- NT1100
- リコール対象車の車台番号の範囲
- SC84-1000008〜SC84-1000401
- リコール対象車の製作期間
- 令和3年11月17日〜令和4年7月13日
- リコール対象車の台数
- 383台
- 備考
- 6速DCT型自動変速機搭載車両
CBR1000RR-R
- 車名
- ホンダ
- 型式
- 8BL-SC82
- 通称名
- CBR1000RR-R
- リコール対象車の車台番号の範囲
- SC82-1100008〜SC82-1100274
- リコール対象車の製作期間
- 令和4年3月17日〜令和4年5月19日
- リコール対象車の台数
- 229台
国土交通省『リコールの届出について(ホンダ CRF1100L Africa Twin 他)』(令和4年9月1日)ホンダ 2輪 リコール・改善対策・サービスキャンペーン検索ホンダ リコール・改善対策一覧
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