パッと見てわかるとおり電動モデルである。よく既存のエンジンバイクと比較しようとする人がいるけれど、ナンセンスなことだと思うのだ。電動キックボードと同じように、まったくの新しい乗り物として受け止めることで、納得できることが多々ある。だいたいにおいて足での操作がなかったりと運転の仕方も異なる。“電動バイクね”と斜に構えて見る前に、このことをぜひ頭の片隅に入れて電動バイクにも興味を持ってほしい。
電動モデルは、バッテリー、モーター、コントローラーの3つの要素の組み合わせで性能が決まる。サーロンでは5回の四川~チベット走行や国内外のトップライダーたちの走行評価をもとに独自でその組み合わせを行なってきた。そして、現段階で最良の状態になっているとのこと。リチウムイオンバッテリーは、日系18650円筒リチウム電池を採用し、安全で高効率な電池モジュールの管理機能を備えている。4つの温度センサーとシングルチップコンピュータ、485の相互通信により安定して、かつパワフルな動作環境をたもつことによりバッテリーの高出力負荷と使用寿命の長期化をバランスさせている。ブラシレス永久磁石モーターは、LIGHT BEEシリーズのためだけの研究の経て実用化されており、独自に開発し、熟成されたコントローラーによって管理されている。
これらバッテリー、モーター、コントローラーが車体を構成する大きな要素なんだけれど、それぞれがさほど大きくないので、車体はとてもコンパクト。バイクというより19インチホイールを履いたマウンテンバイクに近い印象だ。バッテリーを積んだ状態で62kgなので車体から降りての取りまわしもとてもラク。前後サスペンションには調整機能が付いていたりと細やかな作り込みがなされているあたりに好感が持てる。
メインスイッチをオンにして、スタンドを払いスロットルをひねれば動き出す。この手軽さは乗りやすさにつながる。パワーモードは2段階で調整でき、ハッキリとした差がある。普通に走る分には、発進から停車まで一連の流れの中で、とくに気になるようなところはない。エンジンバイクとは異なる乗り味が新鮮である。ここ
ここまでいろいろと書いてきたけれど、まずは実際に乗ってもらい、車両がどんなものかを感じてもらうのが一番。レンタル819の一部店舗などで借りることができるので、ぜひともチャレンジしてもらいたい。
また、埼玉県・川越モトクロスビレッジにて10月2日にSurronだけのSurron CUP 2022を開催予定とのこと。気になる人は下記サイトをチェックだ。
SURRON LIGHT BEE L1Eのディテール
SURRON LIGHT BEE L1Eの足つき&乗車ポジション
SURRON LIGHT BEE L1Eのスペック
- 全長×全幅×全高
- 1,860x830x1,245(㎜)
- 軸間距離
- 1,260㎜
- シート高
- 802㎜
- 車両重量
- 62kg
- パワーシステム
- Mid-drive BLDC motor + FOC sine weve controllor
- 定格出力
- 1kW(1.36ps)/-rpm
- 最大トルク
- 250N・m(25.4kgf・m)/-rpm
- バッテリータイプ
- 57.6V / 34.9Ahリチウムバッテリー
- 最大走行距離
- 約110km(@20km/h)
- タイヤサイズ
- F=70/100-19・R=70/100-19
- 価格
- 59万9,500円
CONTACT
- 問い合わせ先
- コハクジャパン
- 電話番号
- 0120-768-166
- URL
- https://www.sur-ron.jp