東京モーターショー2015 注目のバイク まとめ

第44回 東京モーターショー2015が一般公開に先駆けて、10月28日よりプレス向けに公開された。そこでは、事前に発表されていたモデルだけに限らない、さまざまなバイクたちが展示されていたので、まとめてご紹介しよう。


HONDA

Light Weight Super Sports Concept

コンセプトモデルとして、世界に先駆けてお披露目されたライトウエイトスーパースポーツコンセプト。250ccスポーツ戦線へ新たに投入されるのでは? と話題になっているモデルである。単気筒エンジンを採用する現行のCBR250Rとは違って、並列2気筒エンジンを採用しているようだ。空力を考慮してか、サイドカウルにはフィン(羽)が付けられていたりするなど、その本気度はかなりのモノ。

 


カスタマイズコンセプトモデル

事前に発表されていたモデル以外にも、カスタムモデルが数台展示されていた。モンキーグロムPCXのカスタムモデル紹介しよう。

 


CBR400R

LEDヘッドライト&テールランプを採用して、スタイリッシュに生まれ変わったCBR400Rの2016年モデル。エクステリアの変更だけでなく、フロントフォークにプリロードアジャスターが追加され、燃料タンクも大容量化されるなど、クオリティアップが図られている。

 


400X

CBR400Rの兄弟モデル・400Xも同じく2016年モデルで新デザインに。ホンダのアドベンチャーモデルであるXシリーズ共通のエクステリアデザインとなった。CBR400R同様にフロントフォークへのプリロードアジャスター追加、スクリーンの大型化などの変更が加えられている。

 


NC750X

LEDヘッドライトを新採用して、スタイリッシュなルックスに生まれ変わった2016年モデルのNC750X。ラゲッジスペースは容量が1ℓアップして22ℓに。また、リヤショックにプリロードアジャスターを追加するとともに、フロントフォークにはショーワのデュアルベンディングバルブサスペンションを採用し、足まわりのグレードアップを図っている。その他にもスクリーンの大型化などの変更が加えられている。

 


CRF1000L AFRICA TWIN

いよいよ、12月中旬より欧州での販売が開始されるCRF1000Lアフリカツイン。会場では、パニアケースやフォグランプなどを装着したモデルが、同社のラリーマシン・CRF450ラリーとともに展示されていた。

また、新設計の998cc 水冷4ストローク OHC 4バルブ並列2気筒エンジンのカットモデルを見ることもできた。


YAMAHA

MWT-9

トリシティ125でそのカテゴリーを確立したLMW(リーニング・マルチ・ホイール)の新たなコンセプトモデルであるMWT-9。MT-09に採用されている並列3気筒エンジンを採用したスポーツモデルだ。開発コンセプトである”コーナリング・マスター”を具現化した、スポーツ感あふれる仕上がりだ。

 


MOTOBOT ver1

新車?ではないかもしれないが、おもしろいので紹介したい。YZF-R1Mに乗車しているのは、ヒト型自律ライディングロボット・モトボットだ!! 車両を改造することなく、二輪車を運転可能なロボットを目標に開発が進められているという。

 


SUZUKI

BURGMAN FUEL CELL SCOOTER

バーグマン200をベースに空冷式燃料電池を搭載し、その電力でモーターを駆動する電動スクーター・バーグマン フューエルセルスクーター。水素と酸素の反応により、電力を生み出す燃料電池を動力としたエコな乗り物だ。

スズキでは燃料電池式二輪車の安全基準などの国内法が整備されしだい、公道走行試験に移る予定だという。

 


FEEL FREE GO!

自転車のように気軽に乗れる原付クロスバイク・フィール フリー ゴー!は、49ccの油冷エンジンを搭載したコンセプトモデル。ハンドチェンジ式の3段ギヤを装備している。

メーターにはタッチ操作可能なディスプレイタイプを採用。また、リヤフェンダーに取り付けられたカメラの映像を表示し、バックモニターとしても使える。その他、車体の四隅に備えられたポインターから光が照射され、車体を四角い枠で囲み安全運転をサポートしてくれるユニークな機能も。

 


KAWASAKI

Ninja H2R・H2

クローズドコース専用モデルであるニンジャH2Rには、2016年モデルのニンジャH2にも採用されているガラスフレーク入りのカラーリングがほどこされていた。銀鏡塗装&ガラスフレークで、輝き具合に磨きがかかった印象だ。

ニンジャH2には、ミラーコーテッドディープピンクゴールドという特別カラーを採用して展示。今後すぐにこのカラーリングを採用するというわけではないだろうが、銀鏡塗装の今後のカラーバリエーションを予感させてくれる。

 


Concept SC 01 -Spirit Charger-

カワサキのブースでは車両以外にも、気になるモノが展示されていた。

コンセプトSC01 スピリットチャージャーと名付けられたスケッチには、「Z1、Ninja H2/H2Rをはじめとする歴代カワサキ車の魅力を受け継いだ、カワサキが想像する遠くない未来のモーターサイクル。さらに進化したスーパーチャージドエンジンにより新たな走りの世界を切り拓きます」という、新たな過給エンジン搭載モデルの登場を匂わせる文言が書かれていた。

 


MV AGUSTA×AMG

F3 800 AMG

メルセデス・ベンツのブースにてひっそりと飾られていたMVアグスタとメルセデス・ベンツのチューニング部門、AMGのコラボレートマシン。F3 800をベースに、AMGのロゴ入りのスペシャルカラーに仕上げられている。

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