CBR250Rの2016年モデルがカラーリングを一部変更し、2016年1月15日にデビューすることが発表された。2016年モデルでカラーリングが変更されたのはトリコロールカラーのロスホワイトのみ。その他の現行色(ミレニアムレッド・ブラック)は継続販売となる。
また、もっとも大きな注目ポイントは、同時発表された受注期間限定モデル・CBR250R ABS スペシャルエディション。インパクト抜群の近未来感ただよう蛍光色を採用している。うれしいのは、通常カラーとの差額が1万800円に抑えられていること。ロスホワイトよりも5,400円低い価格設定なのだ。カラー展開は、レモンアイスイエローとキャンディーエナジーオレンジの2色。また、CBR250RのスペシャルエディションはABS付きのモデルのみとなるので注意しよう。
発売が開始されるのは2015年12月7日で、受注期間は2015年11月13日から2015年12月25日まで。気になった人は早めにお問い合わせを。
2016年のロスホワイトはここが変わった
左が2016年モデルで、右が従来のモデルとなる。
まず、アンダーカウルがホワイトからブラックに変わることで、よりサイドカウルのカラーリングが引き立つように。また、サイドカウルにはゴールドのラインが追加されている。さらに、フロントカウルのスクリーン下部(V字の部分)もレッドからブラックに変更となり、全体的に引き締まったスポーティな印象となっている。
CBR250Rの歴史を振り返ってみよう
2011年
ニンジャ250Rの登場により、盛り上がりを見せていた250ccフルカウルスポーツのカテゴリーへホンダが投入したCBR250R。国内での販売が開始されたのは2011年3月のことだ。
新開発のトラス構造のダイヤモンドフレームに、水冷4ストローク DOHC4バルブ 単気筒249ccエンジンを搭載。エクステリアは、同社のスポーツツアラー・VFR1200Fをイメージさせるスポーティなデザインとした。また、250ccクラスのロードスポーツモデルとしては世界初となるコンバインド(前後連動式)ABSを採用していた。
ちなみに、発売当時の価格はABSモデルでも50万円を切る、49万9,800円に設定されていた。
2012年
登場から1年後の2012年11月にマイナーチェンジを受けたCBR250R。足つき性の向上をねらって、シートの両サイドがよりスリムな形状に変更された。
また、この年のモデルでは2色のスペシャルカラーを設定。MotoGPに参戦している同社のファクトリーチーム・レプソルホンダのカラーリングを再現したナイトリックオレンジと、ロードレースなどで活躍しているモリワキのカラーをイメージしたキャンディーライトニングブルーの2色が受注期間限定で販売された。
2014年
初登場から約3年後の2014年4月に、フルモデルチェンジを受けて登場したCBR250R。CBR1000RRゆずりの2眼式ヘッドライトを採用し、スポーティに生まれ変わった。それにともない、フロントカウル・サイドカウル・テールカウル・サイドカバー・燃料タンク・スクリーン・サイレンサーなど、エクステリアがすべてに渡りニューデザインに。
またエンジンも、吸気系のダクト形状の見直しやバルブタイミングの変更などにより、最高出力を向上するとともに、燃費性能もアップ。
ちなみに、この年にも受注期間限定モデルとして、レプソルカラーをまとったABSスペシャルエディションが設定された。
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | CBR250R | |
---|---|---|
型式 | JBK-MC41 | |
全長×全幅×全高 | 2,035×720×1,120(mm) | |
軸間距離 | 1,380mm | |
最低地上高 | 145mm | |
シート高 | 780mm | |
車両重量 | 161(ABS:164)kg | |
燃料消費率 | WMTCモード値 32.1km/ℓ | |
定地燃費値 50.1km/ℓ | ||
エンジン種類 | 水冷4ストローク DOHC4バルブ 単気筒 | |
総排気量 | 249cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 76.0×55.0(mm)/10.7 | |
最高出力 | 21kW(29PS)/9,000rpm | |
最大トルク | 23N・m(2.3kgf・m)/7,500rpm | |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | |
燃料タンク容量 | 13ℓ | |
エンジンオイル容量 | 1.8ℓ | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング式 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段リターン | |
ギヤ・レシオ | 1速 | 3.416 |
2速 | 2.250 | |
3速 | 1.650 | |
4速 | 1.350 | |
5速 | 1.166 | |
6速 | 1.038 | |
一次減速比/二次減速比 | 2.807/2.571 | |
キャスター/トレール | 25°30/98mm | |
タイヤサイズ | 前 | 110/70-17 |
後 | 140/70-17 | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ディスク |
後 | 油圧式ディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式(プロリンク) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド | |
乗車定員(人) | 2 | |
メーカー希望小売価格 | 49万8,960円 ※ロスホワイトは1万6,200円高、ABSは5万760円高、ABSスペシャルエディションは6万1,560円高 |
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