KTMジャパンは11月25日、国土交通省にリコールの届け出を行なった。
対象となるのは1290SUPER DUKE R。不具合が発生したのは配線(メインワイヤーハーネス)で、メインワイヤーハーネスにおいて、配索が不適切だったため、走行振動によりフレームなどの車両構成部品と接触することがある。このため、当該ハーネスの被膜が破れ、ハーネス内の配線が短絡し、最悪の場合走行中にエンジンが停止し再始動できなくなる、または火災に至るおそれがある。
対策として全車両、メインワイヤーハーネスの接触部3ヶ所にハーネスを保護するための対策部品を取り付ける。なお、メインワイヤーハーネスの損傷状況を点検し、必要に応じて修正を行なう。
改善実施済車には、車台番号近傍に外-3521 のステッカーを貼付する。
不具合はKTM本社からの情報で発見されたが、不具合の報告件数はない。また不具合を起因とする事故も報告はない。
対象となる車両の型式、車台番号、製作期間、台数は以下のとおり。なお、リコール対象車の車台番号の範囲には対象とならない車両も含まれる場合があるので、オーナーはKTMジャパンに確認いただきたい。
なお、本リコールと同じ内容のメインハーネス不良によるリコールが2021年3月31日付けで国土交通省から発表されている。
対象車両情報
- 車名
- KTM
- 型式
- 1290SDV3949
- 通称名
- 1290SUPER DUKE R
- リコール対象車の車台番号の範囲
- VBKV39402LM921904 〜 VBKV3940XMM937785
- リコール対象車の製作期間
- 令和元年12月10日〜令和3年2月19日
- リコール対象車の台数
- 297台
- 車名
- KTM
- 型式
- 8BL-1290SDR
- 通称名
- 1290SUPER DUKE R
- リコール対象車の車台番号の範囲
- VBKV39404NM952199 〜 VBKV39402NM958275
- リコール対象車の製作期間
- 令和3年12月21日〜令和4年4月2日
- リコール対象車の台数
- 45台
国土交通省『リコールの届出について(KTM 1290SUPER DUKE R)』(令和4年11月25日)
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- 問い合わせ先
- KTMジャパン
- 電話番号
- 03-3527-8885
- URL
- https://www.ktm.com/jp