本田技研工業は2022年12月8日、国土交通省にリコールの届け出を行なった。
対象となるのはCB1300SF、CB1300SBが電気装置(発電機)で、CB1300Pはそれに加えて車体(アースナット)となる。
届け出によると、まず電気装置(発電機)においては、ステータコイルが組み付けられている左側クランクケースカバー内側のリブ部高さ設定が不適切なため、当該コイル線がリブ部と干渉すると損傷して短絡することがある。そのため、バッテリが充電不足となり、そのまま使用を続けると、走行中にエンジンが停止して再始動できなくなるおそれがある。
続いて車体(アースナット)においては、緊急自動車において、車体リヤ側アースナットねじ部の塗装時に使用する治具の選定が不適切なため、アースナットねじ部に塗装が付着しているものがある。そのため、アースナットとアースボルト間に酸化被膜が発生し電気抵抗が上昇して導通不良となり、警光灯の不灯、サイレンの不吹鳴及び無線機が使用できなくなるおそれがある。
対策として全車両、左側クランクケースカバーを対策品に交換するとともに、ステータコイルを新品に交換する。なお、一部の車両においては、当該リブ部を修正する。さらに、CB1300Pは車体リヤ側アースナットねじ部をねじ切り処理する。
不具合は市場からの情報により発見され、不具合の報告件数は電気装置(発電機)と車体(アースナット)それぞれで6件ずつ。不具合を起因とする事故は報告がいずれもない。
対象となる車両の通称名、型式、車台番号、製作期間、台数は以下のとおりだ。当該オーナーは早急に最寄りのホンダドリーム店に相談いただきたい。
対象車両情報
車名 | ホンダ |
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型式 | 8BL-SC54 |
通称名 | 「CB1300 SUPER FOUR」「CB1300 SUPER BOLD’OR」 |
リコール対象車の車台番号の範囲 | SC54-2600037〜SC54-2601573 |
リコール対象車の製作期間 | 令和3年1月29日〜令和4年6月2日 |
リコール対象車の台数 | 1,537台 |
車名 | ホンダ |
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型式 | 8BL-SC62 |
通称名 | CB1300P |
リコール対象車の車台番号の範囲 | SC62-1200013〜SC62-1200530 |
リコール対象車の製作期間 | 令和2年12月8日〜令和3年12月27日 |
リコール対象車の台数 | 518台 |
国土交通省『リコールの届出について(ホンダ CB1300 SUPER FOUR 他)』(令和4年12月8日)ホンダ 2輪 リコール・改善対策・サービスキャンペーン検索ホンダ リコール・改善対策一覧
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