カワサキモータースは2022年12月9日、国土交通省にリコールの届け出を行なった。
対象となるのはNinja H2で、不具合が発生した部位は原動機(カムシャフトチェーンテンショナ)となる。
届け出によると、カムシャフトチェーンの張力を調整するテンショナにおいて、使用により内部の部品が劣化しプランジャが押し戻され、プランジャがロックすることがある。プランジャがロックされた状態で使用を続けると、カムシャフトチェーンに張力がかからずに異音が発生し、最悪の場合、カムシャフトタイミングがずれ、走行中にエンジンが停止することがある。
対策として全車両、カムシャフトチェーンテンショナを対策品と交換する。
不具合は市場からの情報により発見され、不具合の報告件数はない。不具合を起因とする事故も報告はない。
対象となる車両の通称名、型式、車台番号、製作期間、台数は以下のとおりだ。なお、リコール対象車の車台番号の範囲には対象とならない車両も含まれる場合があるので、オーナーは早急に最寄りのカワサキプラザに相談いただきたい。
また、Ninja H2Rの一部にも同じ不具合があるとカワサキは発表している。対象車両は令和4年12月中旬から無償修理を開始するとのことだ。
対象車両情報
車名 | カワサキ |
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型式 | ZXT00N |
通称名 | Ninja H2 |
リコール対象車の車台番号の範囲 | JKAZXT00NNA000067~JKAZXT00NNA004052 |
リコール対象車の製作期間 | 平成27年3月25日~平成28年4月18日 |
リコール対象車の台数 | 1,057台 |
車名 | カワサキ |
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型式 | ZXT00X |
通称名 | Ninja H2 |
リコール対象車の車台番号の範囲 | JKAZXT00XXA000275~JKAZXT00XXA002193 |
リコール対象車の製作期間 | 平成29年5月1日~平成30年5月8日 |
リコール対象車の台数 | 202台 |
型式 | ZX1000P |
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通称名 | Ninja H2R |
無償修理対象車の車台番号の範囲 | ZXT00P-000200~ZXT00P-000739 |
無償修理対象車の台数 | 22台 |
型式 | ZX1000Y |
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通称名 | Ninja H2R |
無償修理対象車の車台番号の範囲 | ZXT00Y-001003~ZXT00Y-005015 |
無償修理対象車の台数 | 5台 |
国土交通省『リコールの届出について(カワサキ Ninja H2)』(令和4年12月9日)カワサキ リコール等情報『無償修理情報:Ninja H2R (ZX1000P/Y)』
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