ビー・エム・ダブリューは12月20日、国土交通省に対してリコールの届け出を行なった。
不具合が発生した車種はK1600GTとK1600GTL、K1600Bで、不具合が発生した部位は緩衝装置(ピポッドストラット)となる。
届け出によると、リヤサスペンション下部とフレーム間を連結しているピポッドストラットにおいて、製造工程が不適切なため、硬度が不足しているものがある。そのため、当該部品が破損し、車両後部の車高が降下し、最悪の場合、リヤタイヤとホイールカバーが接触することで大きな減速が発生し、走行安定性を損なうおそれがある。
対策として全車両、ピポッドストラットを良品に交換する。識別用に対策ずみ車両はピポッドストラット後部固定部に白ペイントマークを付ける。
不具合はドイツ本国からの情報で発見され、不具合の報告件数は0件。不具合を起因とする事故は報告されていない。
対象となる車両の通称名、型式、車台番号、製作期間、台数は以下のとおりだ。なお、リコール対象車の車台番号の範囲には対象とならない車両も含まれる場合がある。当該車種のオーナーは最寄りのBMW Motorrad正規ディーラーに相談いただきたい。
なお、本件は令和4年3月23日付け届出番号「外 3363」として国土交通省に届出を行なったものだが、精査した結果、対象範囲を拡大して届出するものとなるとのことだ。
対象車両情報
- 車名
- BMW
- 型式
- 2BL-K16AA
- 通称名
- BMW K1600GT
- リコール対象車の車台番号の範囲
- WB10F0102HZ500095〜WB10F0105JZ504874
- リコール対象車の製作期間
- 平成28年10月10日〜平成30年5月7日
- リコール対象車の台数
- 184台
- 車名
- BMW
- 型式
- 2BL-K16AA
- 通称名
- BMW K1600GTL
- リコール対象車の車台番号の範囲
- WB10F0205JZ525562〜WB10F0201KZ529187
- リコール対象車の製作期間
- 平成29年2月14日〜平成30年9月18日
- リコール対象車の台数
- 111台
- 車名
- BMW
- 型式
- 2BL-K16AA
- 通称名
- BMW K1600B
- リコール対象車の車台番号の範囲
- WB10F5107JZG08475〜WB10F510XJZG13122
- リコール対象車の製作期間
- 平成29年4月25日〜平成30年5月25日
- リコール対象車の台数
- 403台
国土交通省『リコールの届出について(BMW BMW K1600B 他)』(令和4年12月20日)
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