セロー250が生産終了となった現在、唯一ヤマハの公道走行可能なモデルの中で、唯一ダート走行を意識したモデルがテネレ700だ。MT-07ベースの水冷4ストローク並列2気筒エンジンを、専用のフレームに搭載。いわゆるアドベンチャーツアラーにカテゴライズされるが、ホイールサイズはフロント21インチ・リヤ18インチとなり、ダート走行に軸足を置くモデルとしてオフロード好きライダーから支持を集めている。
初登場は2020年で、2022年モデルで排出ガス規制に対応。外観上で判断できる差は、エキゾーストパイプとアンダーガードの形状くらい。出力特性も変わっているが、2台を用意して乗り比べればわかる程度の違いだ。2023年モデルは基本諸元は2022年モデルに準じ、新色のマットダークグレーメタリックAとディープパープリッシュブルーメタリックCが追加され、継続色のラジカルホワイトと合わせ3色展開になる。価格は134万2,000円だ。
また従来どおり、ワイズキア製ローシート&ローダウンリンクを組み込んで、シート高を約38㎜下げた『ロー』も販売される(134万2,000円)。さらに2023年モデルからは、オンロードよりも転倒のリスクが高いダート走行時に備えてガード類などを装備した『ラリー』も追加された。こちらもワイズギアのラジエターガード・プロテクションパッド・ヘビーデューティースキッドプレート・チェーンガード(ブラック)・チェーンガイドが組み込まれ、価格は141万9,000円になる。ローはスタンダードと同じ価格で、ラリーはパーツごとに購入するよりも割安な価格設定になっているぞ! なお、テネレ700に加え、ロー・ラリーともに、YSPおよびアドバンスディーラーのみで販売される『ヤマハモーターサイクル・エクスクルーシブモデル』になる。
Ténéré700主要諸元
- モデル名
- Ténéré700
- 型式
- 8BL-DM13J
- 全長×全幅×全高
- 2,370×905×1,455(mm)
- 軸間距離
- 1,595mm
- シート高
- 875mm
- 車両重量
- 205kg
- 燃費消費率*1(WMTCモード値[クラス]*2)
- 23.8km/L[クラス3・サブクラス3-2]1名乗車時
- 原動機種類
- 水冷4ストロークDOHC4バルブ
- 気筒数配列
- 並列2気筒
- 総排気量
- 688㎤
- 最高出力
- 54kW(73ps)/9,000rpm
- 最大トルク
- 69N・m(6.9kgf・m)/6,500rpm
- 変速機形式
- 常時噛合式6段リターン
- 燃料供給装置形式
- フューエルインジェクションシステム
- 燃料タンク容量
- 16L
- タイヤサイズ(フロント・リヤ)
- 90/90-21M/C 54V・150/70R18M/C 70V
- 乗車定員
- 2名
※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります ※2 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
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