701 SUPERMOTO
オフロードバイクメーカーとして知られるハスクバーナは、1900年代初頭にスウェーデンでバイク作りを始めた歴史あるメーカーだ。同社が現在のKTM傘下という体制になってから初めて登場する公道向けモデルが、今回発表された701スーパーモトと701エンデューロとなる。
690ccの水冷単気筒エンジンを搭載したモタードモデル・701スーパーモトとエンデューロモデル・701エンデューロの2台は、12月13日より国内での販売が開始される。販売価格は両モデルともに123万円だ。
701スーパーモトはKTM・690SMC Rのエンジン・フレームをベースとし、サスペンションやエンジン特性の味付けが変えられたモデルで、690SMC Rからの一番大きな変更点はエクステリアデザインの変更だ。ヘッドライトまわり・ハンドルカバー・ミラー・シュラウド・シートの形状変更や、エンジンカバー類の変更などが見て取れるが、もっとも目を引くのはハスクバーナらしいブルー×ホワイト地にイエローのラインが走るスポーティなカラーリングだろう。
また、タンク容量は690SMC R比で1ℓ増の13ℓに設定。サスペンションストロークは前250mm・後ろ250mmから、前215mm・後ろ250mmに変更されている。
KTM・690SMC Rと見比べてみると
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701 ENDURO
701スーパーモトと同様に水冷単気筒690ccエンジンを採用し、フロントに90/90-21、リヤに 140/80-18サイズのタイヤを組み合わせた701エンデューロ。このモデルのベースとなったのはKTM・690エンデューロRだ。エンジン・シャシーは基本的に流用としつつ、ハスクバーナらしいカラーリングと新デザインのエクステリアをまとっている。
701スーパーモトと同じく、燃料タンク容量は1ℓ増の13ℓに設定。前後のサスペンションストロークも690エンデューロR比で25mmアップの275mmとしている。
KTM・690 ENDURO Rと見比べてみると
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SPECIFICATIONS
車名(通称名) | 701SUPERMOTO | |
---|---|---|
軸間距離 | 1,480±15mm | |
最低地上高 | 270mm | |
シート高 | 890mm | |
車両重量 | 145kg(半乾燥重量) | |
エンジン種類 | 水冷4ストローク OHC 4バルブ 単気筒 | |
総排気量 | 690cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 102×84.5(mm)/12.6 | |
最高出力 | 49kW(67PS)/7,500rpm | |
最大トルク | 68N・m(6.9kgf・m)/6,000rpm | |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | |
燃料タンク容量 | 13ℓ | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段 | |
一次減速比/二次減速比 | 2.194/2.625 | |
トレール | 112mm | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70 ZR 17 |
後 | 160/60 ZR 17 | |
ブレーキ形式 | 前 | Φ320mmダブルディスク&対向4ポット ラジアルマウントキャリパー |
後 | Φ240mmシングルディスク&片押し1ピストンキャリパー | |
懸架方式 | 前 | インナーチューブ径Φ43mm WP製倒立フロントフォーク |
後 | スイングアーム,WP製リヤショック | |
フレーム形式 | クロモリ鋼管パイプトレリスフレーム | |
乗車定員(人) | 1 | |
メーカー希望小売価格 | 123万円 |
※スペックは701 SUPERMOTO 本国仕様
photographers credits:
Studio: H. Mitterbauer
Action and onsite details: M. Campelli, S. Romero, R. Schiedl
ハスクバーナモーターサイクルズ ジャパン