今まではEKAという会社が窓口となって国内販売されていた台湾のバイクメーカー・キムコの製品だが、2015年9月1日にキムコ本社の子会社としてキムコジャパンを設立。そして2015年12月2日、キムコジャパンから同社製スクーターの販売が開始された。
キムコジャパン本格始動にともない、国内向けにラインナップされたのは全7モデル。今後は2016年3月に行なわれる東京モーターサイクルショーを目途にラインナップの拡充を図っていく予定だという。
DOWNTOWN350i ABS/125i
ダウンタウン300iから排気量アップをし、モデルチェンジをはたしたダウンタウン350i。350とあるが、エンジンは水冷4ストローク OHC 4バルブ単気筒320.6ccを採用。最高出力は30.1PS/7,500rpm、最大トルクは31.4N・m/5,750rpmを発揮する。
フロント14インチ・リヤ13インチを採用した車体はシート高を810mmに設定。装備重量は192kgで、燃料タンク容量は12.5ℓだ。また、ボッシュ製の9.1M ABSも標準装備している。
シート下には、形状にもよるがフルフェイスヘルメット2つを収納可能なスペースが確保され、ハンドル下のグローブボックス内にはUSBアクセサリーソケットも標準装備する。国内での販売価格は75万6,000円となる。
また、車体構成はそのままに、124.8ccエンジンを搭載するダウンタウン125iもラインナップされる。エンジンは最高出力14.3PS/9,000rpm、最大トルク11.2N・m/7,000rpmを発揮。車両重量は、ダウンタウン350i ABSよりも14kg軽い178kgとなる。ダウンタウン125iにはABSは採用されないので注意しよう。販売価格は54万円だ。
TERSELY GT125i
前後16インチホイールを採用したハイホイールスクーター・TERSELY GT125iも新しくラインナップに加わった。124.8ccの水冷4ストローク OHC 4バルブ単気筒エンジンを搭載し、最高出力は14.8PS/9,000rpmを発揮。車両重量は162kg、シート高は810mmだ。フロアボードは乗降のしやすいフラットな形状となる。その他、キーロック機能付き（左側のみ）のグローブケース、シート下スペースの12Vアウトレット、トップボックスを標準装備している。
なお、画像はイタリア向けの300ccモデルとなり、国内ではシルバーカラーのみが販売される。販売価格は37万8,000円だ。
RACING 150i ABS+Motocam
空冷4ストローク OHC 4バルブ単気筒149ccエンジンを搭載するレーシング150iは二輪車で初となるドライブレコーダーを標準採用。ABSにはボッシュ製の9.1Mを採用している。14PS/8,000rpmを発揮するハイパワーなエンジンを、12インチホイール採用のコンパクトな車体に搭載。乾燥重量は113.5kgだ。また、USBアクセサリーソケットをハンドル下に装備している。
なお、販売価格は38万8,000円となる。
COLOR VARIATION
RACING KING 180i ABS+Motocam
水冷4ストローク OHC 4バルブ 単気筒175.1ccエンジンを搭載するレーシングキング180iにも、ドライブレコーダー＆ボッシュ製の9.1M ABSが標準装備となった。装備重量139kgの車体に、最高出力17.6PS/8,250rpmを発揮するハイパワーエンジンを組み合わせ、フロントフォークには倒立タイプを採用したスポーティなパッケージングだ。ハンドル下にはUSBアクセサリーソケットと12Vアウトレットを装備。販売価格は51万8,400円となる。
COLOR VARIATION
K-XCT 300i/125i
1,450mmというショートホイールベースに、最大バンク角42度を確保したスポーティな車体構成を持つK-XCT 300i。298.8ccの水冷4ストローク OHC 4バルブ 単気筒エンジンは、最高出力30PS/7,750rpm、最大トルク30.1N・m/7,000rpmを発揮する。シート下トランク容量は40ℓを確保し、フルフェイスヘルメット（形状による）が収納可能。車両重量は184.4kgだ。販売価格は62万6,400円となる。
また、車体構成はそのままに124.8ccエンジンを搭載するK-X１８５CT125iもラインナップ。最高出力は14.4PS/9,000rpm、最大トルクは12N・m/7,000rpmとなり、装備重量は300cc版よりも12kg軽い172.4kgに。販売価格は51万8,400円だ。
COLOR VARIATION
キムコジャパン
03-6404-6102
http://www.kymcojp.com
