キャンプするならどんなバッグがいい? 大容量バッグ積載インプレッション!

 

50ℓとか70ℓとか、キャンプ用のバッグにはいろいろ容量の種類があったり、形が違ったり。「結局、愛車に合いそうなのはどれなのよ?」と悩むのがキャンプデビュー。ここでは、用品メーカー3社の一番大きなサイズのバッグを選び、キャンプ用品を積み込んでの積載を考察する!

 

 

SW-MOTECH/DRYBAG 700
[BCWPB0002110000]

 

防水性をとるか、取り出しやすさをとるか

今回唯一の防水バッグで、積載にはロックストラップを使用(専用バンドもある)。70ℓという容量にもビックリだが、載せてみて感心したのはその安定感。バッグが車体を抱え込むようにフィットするので見ため以上にガッチリ積める。ただロールドタイプのウイークポイントは、一度積んだら荷を解かないと中身が取り出せないこと。とにかく目的地まで突っ走るライダーにオススメ。

 

SPEC.
●容量:70ℓ
●サイズ:H760×W750×D300(㎜)
●価格:2万4,200円

 

 

ロールアップタイプの防水バッグなので、開口部の巻き取り方しだいで、内部容量は自由に変えられる。3巻きほどが容量70ℓとのことだ

 

 

薄いターポリン生地は軽く、つぶせは非常に小さくなる。また汚れた際の手入れも丸洗いすればいいので、メンテナンスが非常にラクだ

 

 

中央部のファスナーを開くとマチが開く。容量アップというより、積載部分が幅広の車両に対応するための機構だ

 

 

幅300㎜と薄いため、積載スペースの前後長が短くても収まりがいい。高さのわりに側面まで包み込むのでホールド感がある

 

 

ミリタリーでは定番のモールシステムが組み込まれており、ボトルホルダーなどの対応アタッチメントを増設可能

 

 

折り込み方で容量自由自在!

 

パッキングCHECK!

ロールトップによる容量可変タイプのため分かりにくいが、基本のキャンプ道具を余裕で飲み込む70ℓ収納。ただし、ほかのシートバッグのように底部に平面がないためテーブルなどの大物は立てて収納。またバッグに硬さがないため、荷物なりの形になる。積載にあたってはちょっとスペースが足りなかったので、着替え代わりのジャケットをすき間に詰めて積載を行なった。

 

CONTACT

問い合わせ先
アクティブ
電話番号
0561-72-7011
URL
http://www.acv.co.jp

 

 

 

MOTOFIZZ/GRAND SEAT BAG
[MFK-222]

 

ツーリングバッグの老舗が作る新スタイル

宿泊ツーリングに便利な40ℓと、30ℓのハードシェルタイプ(分割使用が可能)の上下2つのバッグで70ℓの容量を確保。おもしろいのはやはり下部のハードシェルタイプのバッグ。ハードシェルという特性を活かして、角があってパッキングしにくい荷物を入れたり、濡れモノと濡らしたくないモノに分割収納することが可能。ただ値段はバッグ二個分に近い印象だ。

 

SPEC.
●容量:70ℓ
●サイズ:H390×W600×D350(㎜)
●価格:5万9,400円

 

 

連結部のバックルを片側だけ外せば、下部バッグの内部の大きな荷物も取り出しやすい

 

 

ポリカーボネイト製の下部バッグはたためないが、上部バッグを内部に収納してしまっておくことが可能

 

 

角のあるテーブルなどの荒物も、シェルタイプなら他の荷物のキズつきやバッグの穴あきを気にせず積載可能

 

 

下部ベースの底にあるくぼみにハマるボトムベースを取り付けてから積載することでズレを防ぐ

 

 

メインの固定ベルトが細身でバックルも小さめなおかげで引きしろが大きくとれ、ガッチリ固定できる

 

 

連結式の分割タイプ!

バックルによる連結式となっており、それぞれ単独での使用が可能となっているため、キャンプだけでなく宿泊ツーリングでも使いやすい

 

パッキングCHECK!

なるべくスペースを詰めるためシュラフとチェアを上部に収納し、残りを下部へ収納したが、本来は、テントやテーブルなどの濡れ&汚れモノと、シュラフ&マットなどの濡らしたくないモノを分けて上下に分割積載するとスマートな積載が可能だろう。

 

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問い合わせ先
タナックス
電話番号
04-7150-2450
URL
https://www.tanax.co.jp/motorcycle/

 

 

 

HENLYBEGINS/
CAMP SEAT BAG SYSTEM COMPLETE SET(POUCH INCLUDED)
[DH-750C]

 

荷物が多くても安心の収納力!

デイトナが手がけるブランド・ヘンリービギンズでラインナップしている中でも、最高峰のシートバッグともいわれる「PRO」シリーズゆずりの高機能性を持つ。モールシステムにより小物類などを分かりやすく仕分けることができ、また付属のカラビナを使えばポーチ単体として腰に装着することだって可能だ。

 

SPEC.
●容量:65~77ℓ
●サイズ:(本体) H350×W550×D350(㎜) ※ポーチ除く
●価格:3万1,900円

 

 

開口部は大きく広く設定されているので、大きな荷物や長さのある道具の出し入れもノンストレス

 

 

バッグ両サイドも開くようになっているため、アクセスしづらい底部の荷物が取り出しやすい使い勝手のよさも特徴の1つ

 

 

モールシステムにより付属する5種のポーチをしっかり固定でき、取り付け位置の自由度も高い。ポーチ以外にもカラビナなどを用いることで自分好みの積載を実現

 

 

バッグ本体の底面中央部には特殊ノンスリップシートを設けているので、走行中にズレてしまうなどの不安も軽減

 

 

メインのバッグは底面、前後面の補強パネル、金属ワイヤーなどを配することで剛性を確保し、荷くずれが起きにくい仕様

 

 

付属のポーチで容量アップ!

バックルによる連結式となっており、それぞれ単独での使用が可能となっているため、キャンプだけでなく宿泊ツーリングでも使いやすい

 

パッキングCHECK!

キャンプに必要な基本的なアイテムはもちろん、レインウエアなども十分収納可能。荒物や長物と小物類やすぐに取り出したいもの、濡れるモノと濡れたくないモノといった具合に細かく分けて収納できる機能性の高さ、使い勝手のよさはキャンプデビューにもぴったり。

 

CONTACT

問い合わせ先
デイトナ
電話番号
0120-60-4955
URL
https://www.daytona.co.jp

 

 

現在販売中の本誌8月号は、これから始める人向けのキャンプ特集なので、そちらもチェックしてね。

現在販売中の本誌8月号はこちら

 

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