スズキから、エントリーユーザー向けのモトクロッサー・RM85Lが2015年12月24日より登場。フロント19インチ・リヤ16インチホイールを採用した車体に、水冷2ストローク単気筒 84ccエンジンを搭載している。フロントフォークにはフルアジャスタブルの倒立タイプを採用する本格派なので、この後のステップアップにもつながりやすいのではないだろうか。
カラーリングは、スズキのモトクロッサーの定番カラーであるチャンピオンイエローNo.2×ソリッドブラックのみの展開となり、販売価格は45万2,520円だ。
また、スズキではこの他にもRM-Z250・RM-Z450・DR-Z50という3台のモトクロッサーを販売しているので、それぞれの仕様を簡単に紹介してみたい。
スズキのモトクロッサー大集合!!
RM-Z250
水冷4ストローク DOHC 4バルブ単気筒 249ccエンジンを、アルミツインスパーフレーム&フロント21インチ・リヤ19インチのシャシーに搭載したRM-Z250。
フロントフォークにはKYB製のエアフォークシステム PSF2(ニューマチック・スプリング・フォーク2)を採用。エアポンプを使ってのエア圧調整でサスペンションのセッティングが変更でき、伸び側の低速域・高速域と、圧側1ヶ所の減衰力調整機能が付く。
リヤショックにもKYB製のユニットを採用。こちらは伸び側・圧側それぞれで、低速域・高速域での減衰力調整が可能だ。
また、2016年モデルよりS-HAC(スズキ・ホールショット・アシスト・コントロール)を新たに装備している。これは、レースなどのスタート時に点火タイミングを調整することで、最適な加速を実現してくれるシステム。路面状況に合わせて、A・Bの2つのモードから選択ができる。
カラーリングは他のモトクロッサーモデル同様に、チャンピオンイエローNo.2×ソリッドブラックのみの展開となり、販売価格は74万5,200円だ。
RM-Z450
水冷4ストローク DOHC4バルブ 単気筒 449ccエンジンを、RM-Z250同様にアルミツインスパーフレーム&フロント21インチ・リヤ19インチの車体に搭載するRM-Z450。
フロントフォークにはSFF(セパレート・ファンクション・フロントフォーク)エアサスペンションを採用。フォーク内部はインナー・アウター・バランスの3つのエア室にわかれていて、それぞれのエア室ごとにスプリングレートの調整が可能だ。
参考までに、RM-Z250の車両重量は106kgだが、RM-Z450は112kgとなっている。
RM-Z250と同じく、S-HAC(スズキ・ホールショット・アシスト・コントロール)を採用。カラーリングはチャンピオンイエローNo.2×ソリッドブラックのみの展開となり、販売価格は89万6,400円だ。
DR-Z50
空冷4ストローク OHC 単気筒49ccエンジンを搭載したDR-Z50は、キッズ向けの本格派エントリーモデル。前後10インチホイールを採用した車体は、シート高560mm・車両重量54kgのコンパクトサイズだ。
セルスターターとキック併用のエンジン始動方式や、子供の手の大きさに合わせて調整が可能なフロントブレーキレバーなど、扱いやすさに配慮されている。
カラーリングはチャンピオンイエローNo.2のみの展開で、販売価格は19万4,400円だ。
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | RM85L | |
---|---|---|
全長×全幅×全高 | 1,895×735×1,165(mm) | |
軸間距離 | 1,280mm | |
最低地上高 | 355mm | |
シート高 | 875mm | |
車両重量 | 74kg | |
エンジン種類 | 水冷2ストローク 単気筒 | |
総排気量 | 84cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 48×46.8(mm)/9.5-10.9 | |
燃料タンク容量 | 5ℓ | |
燃料供給方式 | キャブレター | |
始動方式 | キック式 | |
点火方式 | CDI | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段 | |
タイヤサイズ | 前 | 70/100-19 42M |
後 | 90/100-16 52M | |
ブレーキ形式 | 前 | シングルディスク |
後 | シングルディスク | |
乗車定員(人) | 1 | |
メーカー希望小売価格 | 45万2,520円 |
スズキお客さま相談室
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