新時代のワンタッチ装着タイプをチェックしてみた結果は…
もはやライダーの必需品となっているスマホホルダー。ナビとして使用したり移動中の通信機器として活躍するための神器となっている。
そんなスマホホルダーも常にアップグレードされていることは知っているだろうか。片手で簡単着脱ができ、スマホがセットされていないとベースの存在感も極小なマウントもどんどんラインナップされているのだ。
今までの形状も決して悪いものではないが、装着に時間がかかったり車体のデザインとマッチしなかったりバイクカバーが引っ掛かって…という悩みがある人は必見だ。
今回はその中から3アイテムをピックアップ。各カテゴリーに分けた比較をしてみるぞ。
3製品情報
着脱比較
一番気になるところのベースとスマートフォンの着脱だが、PeakDesignは近づければ、磁力の力でくっついた上にパチッとツメでロックされるという置くだけスタイル。そして横も縦どちらもベースを調整することなく取り付けられるのは非常にラクだ。対してOptilineはベースの羽部分を押し込み、回転させることでスマホを着脱できる構造。SP connectはベースの凸とスマートフォン側の凹を合わせて回転&ロック。Optilineは30°ほど、SP connectは90°回転させるため縦置きと横置きとでベースの位置調整しなければならない。取り付け位置によってはミラーなどと干渉する場合があるので取り付けの際は事前チェックが必要だ。背面は目視できないためサクッとロックさせるまでには慣れが必要だと感じた。
振動吸収
振動の吸収はいずれもゴムを利用しており、PeakDesignはゴムが柔らかいため、そしてSP connectは振動吸収のためのアンチバイブレーションモジュールが加速時など振動の出方によっては、スマートフォンが少し揺れるのが気になった。ただ、それで画面の内容が目視できないということはない。長期着用した際のスマートフォンのダメージがどれくらいかは気になるところだが、いずれも1ヶ月使用したが、ひとまず何の影響も感じられなかった。対してOptilineはゴムボールが振動を吸収しているようで、ほぼブレることなく目視時には非常にクリアに見られる。
質感
質感に関しては、いずれも金属製に黒い塗装が施されているので、所有感は高い。ただし、塗装の強度に関しては比較できてないため耐久性は気になるところではある。そしてSP connectはところどころ、ロゴマークが入っているのに対して、Optiline、PeakDesignはそういった主張がないので、そのあたりも好みの分かれるところだろう。
ベースの取り付けと見た目
ベースの取り付けは、どんな順番でも上からすべてのボルトを六角レンチで締め込め、位置設定もできるSP connectの方がラクだと感じた。PeakDesignは極力ボルトが上から見えないように見栄えを考慮しているぶん、取り付け時に裏側からレンチを回さなきゃならないので、カウル付きだと少し面倒に感じる。Optilineはスパナやラチェットレンチが必要なためタイトな位置に取り付ける場合は要注意だ。
その他
現在使用しているスマホマウントを活かしながらこれらのタイプに変換することもでき、PeakDesignとSP connectはライダーの使用率の高いラムマウントのベースをそのまま使えるオプションがある。
また、3製品ともにクルマや仕事のデスク用にも使えるベースがあるなど、利便性の高さはこれまでのスマホマウントとは一線を画すだろう。
まとめ
セットやオプションのトータルの金額を考えるとOptiline。装着のしやすさや見た目のすっきりさをメインで考えるならばPeakDesignだろうし、オプションの豊富さなどはSPconnectが優れているだろう。選ぶポイントは人それぞれ違うので、今回の比較をもとに検討してみて欲しい。