2013年に初登場したCBR400Rが、2016年モデルでエクステリア面を中心に大きな変更を受ける。2015年10月の終わりに開催された東京モーターショーに出品され、大いに話題を呼んだ新型の2016年 CBR400Rは、一体どのような進化を遂げたのだろうか。
ちなみに、新型CBR400Rが世界で初披露されたのは、2015年10月初めにアメリカで開催されたAIMExpoにて。そして、現段階でのリリース情報はあくまでも海外向けモデルのCBR500Rのモノとなり、国内仕様とは仕様が異なる場合があるので注意してほしい。
フレーム・エンジンは従来モデルを継承しつつも、ガラッと印象を変えたカウルデザイン、LEDヘッドライト、アジャスタブルフロントフォーク、新形状のエキゾーストシステムなど、その変更点は多岐にわたる。
フロントフォークはインナーチューブ径Φ41mm 正立フロントフォークというパッケージングはそのままに、プリロードアジャスターが新たに追加された。リヤショックは9段階のプリロード調整機能付きだ。また、新形状のシフトドラムを採用することで、シフトフィーリングの向上もはたしている。
カウルデザインのコンセプトは“アグレッシブ・スピード・シェイプ”。スラントしたフロントカウルにダクト付きのテールカウルなど、スポーツ色を前面に押し出した仕上がりだ。
整流効果をねらってスクリーン下部に設けられたダクトは、ヘルメット周辺のスムーズな風の流れに貢献する。また、カウルデザインの変更にともない、シートデザインも変更を受けているが、シート高に変更はなく785mmのままだ。タンデムシートはテールカウルのデザインに合わせ、スポーティな形状となった。
燃料タンクは容量1.7ℓアップの16.7ℓの設定とするとともに、キャップカバーが取り外し式からヒンジ付きのエアプレーンタイプに変更されている。その他にも5段階の調整機能付きのブレーキレバー、ウェイブ形状のキーを新採用するなど、クオリティアップが図られている。
2013年モデルと見比べてみると
COLOR VARIATION
この他に上の画像のトリコロールと、マットガンパウダーブラックを合わせた計6色でのカラー展開が予定されている。なお、国内販売時にはカラーラインナップが変更される可能性がある点はお忘れなく。
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | CBR500R(2016) | |
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全長×全幅×全高 | 2,080×750×1,145(mm) | |
軸間距離 | 1,410mm | |
最低地上高 | 140mm | |
シート高 | 785mm | |
車両重量 | 194kg | |
燃料消費率 | WMTCモード値 29.4km/ℓ | |
定地燃費値 -km/ℓ | ||
エンジン種類 | 水冷4ストローク DOHC4バルブ 並列2気筒 | |
総排気量 | 471cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 67×66.8(mm)/10.7 | |
最高出力 | 35kW(47.5PS)/8,500rpm | |
最大トルク | 43N・m(4.3kgf・m)/7,000rpm | |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | |
燃料タンク容量 | 16.7ℓ | |
エンジンオイル容量 | 3.2ℓ | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段 | |
キャスター/トレール | 25°30′/102mm | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C (58W) |
後 | 160/60ZR17M/C (69W) | |
ブレーキ形式 | 前 | Φ320mmシングルディスク&2ピストンキャリパー |
後 | Φ240mmシングルディスク&1ピストンキャリパー | |
懸架方式 | 前 | インナーチューブ径Φ41mm 正立フロントフォーク |
後 | スイングアーム,シングルリヤショック | |
フレーム形式 | ダイヤモンドフレーム | |
乗車定員(人) | 2 |
※スペックは2016年 CBR500R