CBR400R・400X同様に、2016年モデルでエクステリアデザインの変更やフロントフォークへのプリロードアジャスターの追加、燃料タンクの増量(15ℓ→16.7ℓ)、新形状のエキゾーストシステムの採用、シフトドラム形状の改良などのアップデートを受けるであろうCB400F。
現段階では海外向けモデルのCB500Fの情報がリリースされているのみであり、国内向けモデルのCB400Fとは仕様が異なる場合があるが、2016年モデルのCB500Fから新型CB400Fの詳細を探ってみたい。
ちなみに、2016年モデルのCB500Fが世界初披露されたのは2015年11月にイタリアで開催されたEICMA2015(=ミラノショー)にて。共通プラットフォームを採用する3モデルのなかでは一番最後のお披露目となった。
フレーム・エンジン・足まわりなどの基本的なシャシー構成は2013年モデルそのままに、メカニカル&アグレッシブをコンセプトに新たなデザインを与えられた2016年 CB500F。
LEDを採用してコンパクト化をはたした新デザインのヘッドライトや、大幅に縮小されたシュラウド、新デザインのサイレンサーによって車体の凝縮感が増し、コンパクトかつスポーティな印象を与えてくれる。また、タンク中央を走るラインもスポーティさの向上に一役買っている。
新形状のシュラウドは2層構造を採用する。エンジンにかぶらない形状とすることで、エンジンの造形美を強調。ブロンズカラーに変更されたヘッド部とクランクケースカバーがアクセントになっている。テールカウルはCBR500Rと同形状だ。
2013年モデルと見比べてみると
COLOR VARIATION
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | CB500F(2016) | |
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全長×全幅×全高 | 2,080×790×1,060(mm) | |
軸間距離 | 1,410mm | |
最低地上高 | 160mm | |
シート高 | 785mm | |
車両重量 | 192kg | |
燃料消費率 | WMTCモード値 29.4km/ℓ | |
定地燃費値 -km/ℓ | ||
エンジン種類 | 水冷4ストローク DOHC4バルブ 並列2気筒 | |
総排気量 | 471cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 67×66.8(mm)/10.7 | |
最高出力 | 35kW(47.5PS)/8,500rpm | |
最大トルク | 43N・m(4.3kgf・m)/7,000rpm | |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | |
燃料タンク容量 | 16.7ℓ | |
エンジンオイル容量 | 3.2ℓ | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段 | |
キャスター/トレール | 25°30′/102mm | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C (58W) |
後 | 160/60ZR17M/C (69W) | |
ブレーキ形式 | 前 | Φ320mmシングルディスク&2ピストンキャリパー |
後 | Φ240mmシングルディスク&1ピストンキャリパー | |
懸架方式 | 前 | インナーチューブ径Φ41mm 正立フロントフォーク |
後 | スイングアーム,シングルリヤショック | |
フレーム形式 | ダイヤモンドフレーム | |
乗車定員(人) | 2 |
※スペックは2016年 CB500F