「サビ落とし用ケミカルで輝きを取り戻そう」
長く乗っている愛車や手に入れた中古車にサビている部分はないだろうか。それはそのバイクが悪いわけではなく、位置的に雨水が溜まりやすかったり、素材的に仕方のないことが多い。スイッチボックスのねじなど交換可能な部分は無理にサビを落とすよりも交換することをオススメする。しかしそう簡単にいろいろなパーツを交換することは難しく、できればそのまま使えるのが懐にもやさしい。今回実際にサビ落としケミカルを使用してみてどこまで落としてくれるのか?というのを実践してみたぞ。
今回試したのはBAN-ZIのサビキラーシリーズ
サビハイダークイック
水性サビ点火塗料
サビキラープロ GUN BLACK
サビ落としにチャレンジ
■ サビハイダークイックでサビを落としてみる
容器を振ってからサビが出ているところに吹きかける。今回施行したのはフロントホイールのハブ部、右ステップ、フロントフォークトップ、エキゾーストパイプ、リヤホイールのリム部だ。吹きかけた直後、透明だった液体がサビと反応して紫色になって効果があることが視覚的にもわかる。
そのまま10分ほど放置したらウエスで拭き取る。この時点で根の深くないサビは除去できた。その後、根の深いサビをなくそうと、再びサビハイダークイックを吹きかけ、10分後に水洗いして、暑い日だったこともあり自然乾燥させてみたら、表面に赤サビが残ってしまった。その後、さらに拭き取り作業したことで表面の赤サビは取れたけれど、水洗いしないほうが施工後の見栄えはよさそうだ。
また、2回施行したことで、サビの落ちた場所も広がった。また、吹きかけた後に少し時間を置いてからブラシをかけたところは、何もしなかった時より落ちていた。
サビ塗りにチャレンジ
■ サビキラープロ GUN BLACKを塗る
サビハイダークイックでサビ落としした場所に、この後サビが進行しないようにサビキラープロを塗る。今回はハケとフデを使って根気よく乗り続けた。その結果はご覧のとおりで、かなり見栄えはよくなった。
塗ってから一カ月半、乗車しつつも経過観察をしたところ施工直後のままなのでこの先も大丈夫だろう。
そして小傷やスポークのサビなどが気になっていた足回り部分も根気よく塗ってみたところ長年乗っているとは思えないくらいリフレッシュされ、買い替えたかのよに錯覚するほど。足回りを全とっかえするより良コスパだ!
毎日のように見ていると愛車に付いているサビ自体も見慣れてしまい放置しがちだけど、落とせるものなら落としたいだろう。実際に落としてみると改めて愛着も湧き、できるだけいいコンディションをキープしたいと思う。むしろ小さな部分ですらすべてサビ落とししたくなるという沼にハマる可能性も…。ちょっとした実験的な気持ちでも愛車をリフレッシュさせるのはとても大事な整備の一つなので、まずは気になるサビがないかチェックしてみることをオススメするぞ。
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