2015年12月よりインドネシア市場に投入されていたNMAXが、国内市場でも2016年3月18日より販売を開始。国内モデルとして初めてのBLUE COREエンジンを搭載した125ccスクーターのNMAXは、同排気量のシグナスX SR比で3万2,400円高の34万200円に販売価格が設定されたハイクオリティなモデルだ。 最大の特徴はやはり、ヤマハの次世代小型エンジンであるBLUE COREを搭載している点だろう。このエンジンは、走りの楽しさと燃費の両立を高い次元で追求した水冷4ストローク OHC 4バルブ 124cc 単気筒という形式を採用する。最高出力は12PS/7,500rpm、最大トルクは12N・m/7,250rpmを発揮しつつも、WMTCモード値で45.2km/ℓの低燃費を実現している。これらのスペックの実現は、6,000rpmを境に吸気バルブの作動が変化するVVA(可変バルブ)機構や、アルミ製のオフセットシリンダー、ローラーロッカーアーム、バイパス式サーモスタット付きの小型ラジエターなどの採用によるものだ。
新設計のアンダーボーンフレームは、エンジンのマウント方法をリンク式とすることで、低振動とダイレクトな操作感を追求。前後ホイールは専用開発の13インチとし、フロント&リヤにΦ230mmのシングルディスクブレーキを組み合わせる。また、ABSも標準装備だ。 特徴的なフロントフェイスを構築するヘッドライトには、LEDを採用。同様に、テールランプにもLEDを採用している。シート下トランクは24ℓの容量を確保するとともに、フロントポケットは500㎖のペットボトル1本が収納できるほどの大きさだ。 ちなみに海外市場ではTMAXに加えて、XMAXシリーズ(400cc・250cc・125cc)が展開されていて、NMAXではそれらのDNAを受け継いだデザインを採用しているのだ。
※部分&走りカットはEU仕様の画像
COLOR VARIATION
TMAX&XMAXと見比べてみると
ヘッドライトやウインカーの造形にTMAXの面影を見ることができる。TMAX&XMAXとは違い、ショートタイプのスクリーンを採用することでスポーティさを強調するなど、NMAXはあくまでもTMAX&XMAXのDNAを受け継いだブランニューモデルであるのだ。
https://www.youtube.com/watch?v=hMVLmnh8EZY
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | NMAX | |
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型式 | EBJ-SE86J | |
全長×全幅×全高 | 1,955×740×1,115(mm) | |
軸間距離 | 1,350mm | |
最低地上高 | 135mm | |
シート高 | 765mm | |
車両重量 | 127kg | |
燃料消費率 | WMTCモード値 50.5km/ℓ | |
定地燃費値 45.2km/ℓ | ||
エンジン種類 | 水冷4ストローク OHC 4バルブ単気筒 | |
総排気量 | 124 cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 52 × 58.7 (mm)/ 11.2 | |
最高出力 | 9kW(12ps)/7,500rpm | |
最大トルク | 12N・m(1.2kgf・m)/7,250rpm | |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | |
燃料タンク容量 | 6.6ℓ | |
エンジンオイル容量 | 1ℓ | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | TCI(トランジスタ式) | |
クラッチ形式 | 乾式, 遠心, シュー | |
トランスミッション形式 | V ベルト式無段変速/オートマチック | |
ギヤ・レシオ | 2.326~0.731 | |
一次減速比/二次減速比 | 1.000/ 10.208 | |
キャスター/トレール | 26°00′/92mm | |
タイヤサイズ | 前 | 110/70-13M/C 48P |
後 | 130/70-13 M/C 57P | |
ブレーキ形式 | 前 | Φ230mmシングルディスク |
後 | Φ230mmシングルディスク | |
懸架方式 | 前 | 正立フロントフォーク |
後 | ユニットスイング式 | |
フレーム形式 | アンダーボーン | |
乗車定員(人) | 2 | |
メーカー希望小売価格 | 34万200円 |
ヤマハ発動機お客さま相談室
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