GSR250Sが国内での販売を開始してから8ヶ月後の2014年9月に登場したGSR250F。一見した感じでは、ハーフカウルモデルのGSR250Sにサイドカウルが追加装着されただけのような気もしてしまうが、実はスクリーンの角度や大きさ、ハンドルの高さなども変更を受けている。 ハンドルのポジション設定は、GSR250よりもアップタイプながらGSR250Sよりはスポーティ。グリップエンドの高さは、GSR250S比で24mm低い位置だ。さらに、スクリーンもGSR250Sより小型化され、角度も若干寝かされている(詳しくは下の比較画像を参考にしてほしい)。その他、ハンドルバーやトップブリッジなどのハンドルまわりがブラックに変更されている。 販売価格はGSR250S比で3万5,280円高の51万4,080円となる。
COLOR VARIATION
足つき性はどうなの?
シート高はGSR250と同じく780mmなので、足つき性は良好。一般的な体格の成人男性(モデルは身長172cm・体重68kg)であれば、不安はないだろう。ちなみに、フルカウル化にともない、サイドカウルが若干GSR250Sよりも厚みを増しているものの、足つき性に影響はない。 車両重量はGSR250シリーズでもっとも重い、189kg(GSR250比でプラス6kg)となっている。
開発時に描かれたスケッチ
GSR250FとSのポジションを見比べてみよう
実際にGSR250FとGSR250Sを並べて比較してみると、両者の違いが見えてくる。ハンドルの高さはちょっとわかりにくいかもしれないが、GSR250Fはハンドルまわりがブラックアウトされ、スポーティな印象になっている。下の画像では、スクリーンの角度&形状の違いがよくわかるハズだ。
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | GSR250F | |
---|---|---|
型式 | JBK-GJ55D | |
全長×全幅×全高 | 2,145×790× 1,255(mm) | |
軸間距離 | 1,430mm | |
最低地上高 | 165mm | |
シート高 | 780mm | |
車両重量 | 189kg | |
燃料消費率 | WMTCモード値 29.2m/ℓ | |
定地燃費値 40km/ℓ | ||
エンジン種類 | 水冷4ストロークOHC 2バルブ 並列2気筒 | |
総排気量 | 248cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 53.5×55.2(mm)/11.5 | |
最高出力 | 18kW(24ps)/8,500rpm | |
最大トルク | 22N・m(2.2kgf・m)/6,500rpm | |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | |
燃料タンク容量 | 13 | |
エンジンオイル容量 | 2.4 | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段 | |
ギヤ・レシオ | 1速 | 2.416 |
2速 | 1.529 | |
3速 | 1.181 | |
4速 | 1.043 | |
5速 | 0.909 | |
6速 | 0.807 | |
一次減速比/二次減速比 | 3.238 /3.285 | |
キャスター/トレール | 26°/105mm | |
タイヤサイズ | 前 | 110/80-17M/C 57H |
後 | 140/70-17M/C 66H | |
ブレーキ形式 | 前 | Φ290mmシングルディスク&片押し2ピストンキャリパー |
後 | シングルディスク&片押し1ピストンキャリパー | |
懸架方式 | 前 | インナーチューブ径Φ37mm 正立フロントフォーク |
後 | スイングアーム,シングルリヤショック | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル | |
乗車定員(人) | 2 | |
メーカー希望小売価格 | 51万4,080円 |
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