LEDヘッドライトなどを新採用し、燃費もさらにUP! 2代目PCX/150

 

国内市場で大きな人気を獲得していたPCX&PCX150が2014年にフルモデルチェンジを敢行。PCXは4月24日に、PCX150は5月16日にそれぞれ販売が開始された。 一見すると、外観上ではそこまで大きな変化はないようにも見えるが、ヘッドライト・ウインカー・テールランプなど、すべての灯火類がオールLED化されるとともに、フロントやサイド&テールカウルのデザインも変更を受けている。また、シートもバックレスト一体型に変わっていたりと、大きく印象を変えずにデザインが洗練された。 ベアリング類の変更などを受けたeSPエンジンは、124cc・152ccともに低中回転域のトルクを向上。どちらも従来エンジンよりも低い回転域で同等の最大トルクを発生する。それにともない、リヤタイヤに転がり抵抗の低い低燃費タイヤを採用したこともあり、燃費性能も向上していて、PCXで従来モデル比0.5km/ℓアップの53.7km/ℓ、PCX150で従来モデル比3.9km/ℓアップの52.9km/ℓの定地燃費値を達成している。

 

また、このフルモデルチェンジでは、初代PCX&PCX150でユーザーが気になったであろうポイントがしっかりと改良されたことにも注目したい。バッテリーの消費が不安視されていたアイドリングストップシステムには、バッテリーの電圧を監視するシステムを採用したことで電圧が一定以下になると自動で停止する機能を持たせている。 新デザインのメーターは、時計&平均燃費計を表示可能に。燃料タンクは、従来モデルよりも2.1ℓ増量の8ℓとすることで、航続距離を伸ばしている。シートには開閉時にバタンと閉まらず途中で止まるようにシートストッパー機構が追加されるなど、ユーザーの使い勝手を考えたさまざまな変更が加えられている。 また、2015年5月にはPCX&PCX150にそれぞれ1色ずつ新色が追加された。PCXにはシルバーが、PCX150にはレッドが追加されることで、両モデルともにまったく同じ4色の展開となった。

 

 

COLOR VARIATION(PCX)

 

COLOR VARIATION(PCX150)

 

足つき性はどうなの?

14インチホイールを採用しているとはいえ、車体はとてもコンパクトなので一般的な体格の成人男性(モデルは身長172cm・体重68kg)であれば足つきに不安を感じることはない。画像はPCX150だが、PCXでも足つき性は同様だ。

 

初代PCXと見比べてみると

画像左が2代目、右が初代PCXとなる。パット見の印象ではそこまで大きな変化を感じないものの、よく見るとヘッドライトとシート、サイドカウル、テールの造形が変わっているのがわかる。一番の変化は灯火類のオールLED化により、ウインカーがオレンジからクリアになっていたりして、顔つきがスタイリッシュになったことだろうか。

 

SPECIFICATIONS

車名(通称名) PCX[PCX150]
型式 EBJ-JF56[JBK-KF18]
全長×全幅×全高 1,930×740×1,100(mm)
軸間距離 1,315mm
最低地上高 135mm
シート高 760mm
車両重量 130[131]kg
燃料消費率 WMTCモード値 50.8[45.6]km/ℓ
定地燃費値 53.7[52.9]km/ℓ
エンジン種類 水冷4ストロークOHC 単気筒
総排気量 124[152]cm3
内径×行程/圧縮比 52.4[58]×57.9(mm)/11[10.6]
最高出力 8.6kW(12ps)[10kW(13ps)]/8,500rpm
最大トルク 12N・m(1.2kgf・m)[14N・m(1.4kgf・m)]/5,000rpm
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量 8ℓ
潤滑方式 ウェットサンプ
燃料供給方式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
クラッチ形式 乾式多板シュー式
トランスミッション形式 無段変速式
ギヤ・レシオ 2.600~0.820[2.450~0.810]
キャスター/トレール 27°/86mm
タイヤサイズ 90/90-14 46P
100/90-14 51P
ブレーキ形式 シングルディスク&片押し3ポットキャリパー
機械式リーディング・トレーリング
懸架方式 正立フロントフォーク
ユニットスイング式
フレーム形式 アンダーボーン
乗車定員(人) 2
メーカー希望小売価格 32万9,400円[36万720円]

※[ ]内はPCX150

 

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