せっかくバイクに乗っているなら、大切な人や友人とタンデムツーリングに出かけてみたい! と思うはず。
じゃあ、バイクの2人乗りで気を付けなければならないポイントって?
はじめてのタンデムツーリングを安全に楽しむには?
一般的にバイクは1人で乗ることが多いと思いますが、125cc超のバイクは基本的に2人乗りできる設計になっているので、パッセンジャー(後ろに乗る人)を伴ったタンデム(2人乗り)ツーリングを楽しむことができます。
ですから、友人や大切な人とのタンデムツーリングもしてみたい! と考えるのは自然なことです。
ちなみに教習所で習う範囲なので、ライダーの皆さんならご存知の方も多いと思いますが、バイクで2人乗りをするには法規的な条件があります。
そちらは以下の記事で解説していますので、よろしければご覧ください。
バイクで“二人乗り”するための条件は知ってる? 見落としがちな『細かいルール』もタンデムする前に要確認です!【脱! バイク初心者 虎の巻】【Safety】
https://hondago-bikerental.jp/bike-lab/69136.html
しかし法規的な条件をクリアしても、後ろに人を乗せて運転するのと、1人で乗る時とは勝手が全く違います。
バイクのタンデム走行では、ライダーとパッセンジャーが「お互いを思いやる行動」をとらなければ十分に楽しむことができません。
ですからタンデムツーリングに出かける前に、ライダー&パッセンジャー共に注意するべきポイントをしっかり知っておきましょう!
いちばん慎重になるべきはバイクの乗り降り!
タンデムツーリングにでかけるには当たり前ですがバイクに乗車しなければなりません。
ですが、ここがバイクのタンデム走行において一番気を付けなければならないと言っても良い最大のポイント。
ライダーがバイクに跨ってから次にパッセンジャーが後部座席に乗るのが手順ですが、その時にバランスを崩すと転倒の恐れもあります。
そうならないために以下の手順をしっかり確認してからバイクに乗りましょう。
1:安全確認を忘れずに!
まずは1人でバイクに乗る時と同じように、乗車する際には周囲の状況が安全かどうか確認しましょう。
この時、ライダーだけでなくパッセンジャーもしっかりと安全確認を行いましょう。
2:ライダーが乗車
ライダーは乗車したらパッセンジャーの乗車を促しますが、その際バイクを安定させるためしっかりフロントブレーキを握りましょう。
同時にギアを1速に入れておいて、バイクが動かないように保険を掛けておくという手段もあります。
サイドスタンドを出したままにしておくと、万一ふらついてもバイクが倒れる心配はないので安心です。
慣れてきたらバイクを起こしてからの乗車でも大丈夫ですが、慣れないうちはサイドスタンドでバイクを支えた状態のままパッセンジャーに跨ってもらうのが安心です。
3:パッセンジャーの乗車
ここが一番注意するべきポイント!
まず、ライダーはパッセンジャーを乗せられる体勢整ったら、パッセンジャーに合図します。
このときパッセンジャーはライダーの合図があるまで勝手に乗ろうとしないようにしてあげてください。また、乗車する際にもライダーに「乗るね!」など、しっかりと声をかけて、返事を聞いてから乗車しましょう。
乗車する際はバイクの左側から乗ります。膝からバイクを跨ぐように乗ると乗りやすいですよ!
また、乗車した後パッセンジャーの掴まる場所ですが、基本的にはグラブバーやタンデムベルトを掴みます。
ですが、ライダーやパッセンジャーによってどこに掴まって欲しいか、掴まりたいかが異なるので、走り出す前に相互でしっかり確認しておきましょう。
4:パッセンジャーの降車
降りる際もコミュニケーションを怠らないようにしましょう。
ライダーは停車したらサイドスタンドを出し、バイクを安定させます。
パッセンジャーは、ライダーの合図を待ってから「降ります!」としっかり合図を送ってから降車しましょう。