筆者は昨秋に新しいヘルメットを購入し、マルク・マルケス選手にサインを入れてもらった。そのサインの保護をどうしようか悩んでいると、よく足を運ぶライダースカフェ“かふぇおかがれーじ”のオーナーに“パットサービス”を紹介されたのだ。
千葉県松戸市にあるパット・サービスは、バイクやヘルメット、時には、クルマの部品(フロントスポイラーなど)の保護用シートをカット・施工する業者だ。オーナーの横張さんはマニアと呼ばれるほどのバイクファンで、会うとバイクと仕事に非常なる情熱があることがわかった。
店舗に行って驚いたのは、3Dスキャナー、巨大なシートカッターなどの機材ともに施工待ちのバイクやヘルメット、クルマなどの部品が山となっていたこと。毎日のように全国のディーラーや個人から依頼品が届くとのこと。それらを1つひとつ丁寧に施工していく横張さんの生真面目さが、施行されたマシン、ヘルメットなどの輝きから感じ取れた。
今回、依頼したのは、サインの保護とヘルメットのガラスコーティング、そしてヘルメット・シールドの保護シートの施工だ。
サイン保護の作業工程は、3Dスキャナーでのスキャニング→3D CADで調整カッティング→貼り付けの順。その後、ヘルメットのガラスコーティングを施工してもらった。ちなみにヘルメット全体の保護シートによるラッピングも可能とのこと。
サインの芸状に合わせてカッティング
筆者はミラータイプのシールドを使うことが多いのだが、飛び石や虫、不注意でミラー面にキズをつけ、年に3枚くらい交換している…。1枚1万円以上するので、なかなかの出費だったが、この保護シートを施工するとほぼキズがつかないとのこと。実際、施工後2ヶ月で、片道1,000km程度のロングツーリングや普段乗りで使用し、飛び石が当たったこともあったけれど、まったくキズがつくことはなかった。
メンテナンスは、汚れや虫がついても軽くぬれたタオルで拭くだけでOK。横張さんいわく「キズがついてもキズを修復する特殊な保護シートを開発して使用しています」とのことで、シールドやヘルメットにドライバーや金ブラシで傷をつけても、なぜか修復するのを目の前で見せてもらった。シートの耐久年数は3年程度とのこと。シールドの保護シートの施工費用が6,500円なので、これまでの買い替えに比べるとかなり割安感がある(笑)。
また新製品で、メガネの調光レンズのように太陽光(紫外線)に反応して、スモークに変化する特殊保護フィルムも開発、販売、施工を始めたそうで、これも同額での施工できるとのことで、さらにお買い得感がある。※動画は2倍速です。
施工内容、料金などは公式HPで確認、または直接問い合わせてほしい。
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パットサービス
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