CRF250Lの登場から1年ほどが経過した2013年4月25日に販売が開始されたCRF250M。 エンジンやフレームなどの基本的なシャシー構成はCRF250Lと共通としつつ、見てのとおり、前後17インチホイールを採用したモタードスタイルが与えられている。CRF250Lのフロント3.00-21・リヤ120/80-18サイズのタイヤから、フロント110/70-17・リヤ130/70-17サイズに変更されるとともに、リヤショックのリセッティングなどの変更を実施。ちなみに、車両重量はCRF250L比で2kg重い145kgだ。 ホイールサイズの変更、サスペンションのリセッティングに加え、オンロード走行を意識した変更として、フロントブレーキのディスクローターはCRF250L比でΦ40mm大径のΦ296mmとすることで、制動力の向上が図られている。また、キャスター角がCRF250Lの27°35’からCRF250Mでは、25°45’に変更され、より軽快なハンドリングを楽しめるように。細かな点では、ファイナルもロング化(2.857→2.785)されている。
足つき性はどうなの?
ホイールサイズのダウンにともない、シート高もCRF250L比で20mm低い855mmとなることで、足つき性も向上している。一般的な体格の成人男性(モデルは身長172cm・体重68kg)であれば、両足のカカトが浮く程度の足つき性だ。また、シート高のダウンにともない、最低地上高もCRF250L比で30mm低い225mmとなっている。
CRF250Lと見比べてみると
ホイールサイズとブレーキローター径以外に違いはないと思うところだが、見比べてみるとCRF250Mはフレームとスイングアームがブラックに変更されていることがわかる。また、キャスター角の違いも目で見てハッキリとわかる。
COLOR VARIATION
2013年モデル
2016年モデル
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | CRF250M(2016年) | |
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型式 | JBK-MD38 | |
全長×全幅×全高 | 2,125×815×1,150(mm) | |
軸間距離 | 1,445mm | |
最低地上高 | 225mm | |
シート高 | 855mm | |
車両重量 | 145kg | |
燃料消費率 | WMTCモード値 44.3km/ℓ | |
定地燃費値 32.5km/ℓ | ||
エンジン種類 | 水冷4ストロークDOHC 4バルブ 単気筒 | |
総排気量 | 249cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 76×55(mm)/10.7 | |
最高出力 | 17kW(23ps)/8,500rpm | |
最大トルク | 22N・m(2.2kgf・m)/7,000rpm | |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | |
燃料タンク容量 | 7.7ℓ | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段 | |
ギヤ・レシオ | 1速 | 3.333 |
2速 | 2.117 | |
3速 | 1.571 | |
4速 | 1.304 | |
5速 | 1.115 | |
6速 | 0.962 | |
一次減速比/二次減速比 | 2.807/ 2.785 | |
キャスター/トレール | 25°45’/ 71mm | |
タイヤサイズ | 前 | 110/70-17 54S |
後 | 130/70-17 62S | |
ブレーキ形式 | 前 | Φ296mmシングルディスク&片押し2ピストンキャリパー |
後 | シングルディスク&片押し1ピストンキャリパー | |
懸架方式 | 前 | インナーチューブ径Φ43mm 倒立フロントフォーク |
後 | スイングアーム,シングルリヤショック | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル | |
乗車定員(人) | 2 | |
メーカー希望小売価格 | 50万3,280円 |
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