MOTO GUZZIのトラベルエンデューロ新型V85TT Travelが登場！

2024年8月17日

ピアッジオグループジャパンは、モト・グッツィの象徴的なスタイルを継承しつつ、最新テクノロジーで快適性を向上させた新型”V85TT Travel“を全国のモト・グッツィ正規販売店にて発売した。2019年に登場したV85TTは、かつてのバイクによる冒険の黄金時代を彷彿とさせるデザインと、現代のトラベルエンデューロの価値を融合させたモデルであり、その魅力をさらに進化させたのが今回の新型モデルだ。

新型V85TT Travelは、850ccのユーロ5+ Vツインエンジンを搭載し、可変バルブタイミング機構を採用することで、パフォーマンスと快適性を大幅に向上。低回転域でのトルクが強化され、スムーズなスロットルレスポンスを得て、最大出力も先代モデルよりアップしている。

スタイリングにおいても改良がほどこされ、先代同様のモト・グッツィのイーグルシルエットを描くDRL付きの丸型LEDヘッドライトながら、ヘッドランプユニットとインストルメントパネルを固定するブラケットはアルミニウム製ダイキャスト成形に変更され、よりスポーティでダイナミックな存在感を与えている。グラブバーもアルミニウム製に刷新され、パッセンジャーの快適性が向上している。

ウィンドプロテクション性能も大幅に改善されており、新しいウインドスクリーンは手動で高さを5段階に調整可能で、従来モデルに比べて表面積が22%増加。また、サイドデフレクターが追加され、ライダーのヘルメットにかかる風圧を50%削減することに成功。これにより、長時間のツーリングでも快適な走行が可能だ。

メーターは5インチのフルカラーTFTメーターパネルが新たに搭載され、視認性が向上している。ハンドルバースイッチも新設計されており、クルーズコントロールなどの機能により直感的にアクセスできるようになり、さらに、リアショックアブソーバーにはダイヤル式のスプリングプリロード調整機能が追加されており、走行状況に応じたセットアップが簡単に行なえるようになった。

電子制御も充実し、6軸慣性プラットフォームを搭載したことで、コーナリングABSやトラクションコントロールがより精密に作動。また、3つのライディングモードに加え、オフロード走行に特化したモードや、ユーザーがカスタマイズできるモードも用意されている。

ロングツーリングを前提に設計され23リットルの燃料タンクを搭載し、シャフトドライブ方式を採用。大容量のアーバンサイドケースやヒーテッドグリップ、シートヒーター、マルチメディアプラットフォーム”Moto Guzzi MIA”も標準装備されており、長距離走行においても快適な旅を提供する。

カラーはデザートブロンズの1色で、価格は189万7,500円。すでに受注は始まっているので、気になる人はモト・グッツィ正規ディーラーへ足を運んでみよう。