第1戦 イタリア
- 開催日
- 2024年7⽉20⽇(土)
- 会場
- イタリア・ボーヴェス
- マシン
- ZAETA DT450RS
- 結果
- 予選落ち
世界のフラットトラック界で権威のあるレース、FIM フラットトラック世界選⼿権にアジアから唯⼀参戦中の⼤森雅俊選手は、7⽉20⽇にイタリア・ボーヴェスで⾏なわれた開幕戦に出場。開幕戦は世界選⼿権中唯⼀のTTレイアウトとなり、⾼度なテクニックが 要求されるレースとなった。
⼤森選手はファクトリーライダーとして ZAETA CORSE TRICOLORE TEAM からジェラルド・バイロ選手とともに参戦したものの、残念ながらマシンの不調により本来の実⼒を出しきれず、決勝レースに進むことができなかった。
車体は、第1ヒート前から度重なる電気系統トラブルに⾒舞われた。チームの懸命な対応に加え、⼤森選手のテクニックによるカバーを試みるも、本来の⾛りができる状態にまで持っていくことができず、全4ヒートレース中、予選ポイントを獲得できたのはわずか2ヒートにとどまった。それでもヒートレースの順位により、かろうじて第1戦のライダーポイント圏内に残ることができ、2ポイントを獲得した。
⼤森選手のコメント
「マシンにはテスト⾛⾏時から続くエンジンの電気系トラブルがみられ、⼀時改善したもののレース当⽇に再発。トラブルを抱えて⾛ることになりました。課題が⼭積みで終えたレースでしたが、次戦までにマシンチェックをし再びチャレンジしたいと思います。第2戦となるドイツ戦も、応援よろしくお願い致します」
ZAETA CORSE TRICOLORE TEAM 代表のジュリオ・ベル ナルデッレのコメント
「⼤森選⼿のバイクで発⽣した問題について、⼤変残念に思います。これまでに⾏なえたテスト時間が⾮常に限られていたため、技術的な問題に直⾯してしまいました。電気系統の⼀部が正常に機能せず、現場で修理が不可能だったため、エンジンの故障を引き起 こし、選⼿に⼤きな⽀障をきたしました。次週のドイツでは、間違いなく状況は改善されるでしょう」
第2戦 ドイツ
- 開催日
- 2024年7⽉27⽇(土)
- 会場
- ドイツ・マイセン
- マシン
- ZAETA DT450RS
- 結果
- 決勝レース12位
開幕戦と同様、ジェラルド・バイロ選手とともにZAETA CORSE TRICOLORE TEAMのファクトリーライダーとして参戦。ドイツでのレースは本選⼿権に毎年組み込まれているが、 マイセンでの開催は今回が初めてとなり、どのライダーにとっても慣れない環境への対応が試されるレースとなった。
⼤森選手は第1戦の電気系統の不調を完全に克服したマシンでレースを迎えたものの、まだ⼗分にDT450RSを操りきれず、満⾜のいく予選ヒートでのポイント獲得とはならなかった。決勝レース進出への望みをかけて最終ラインから敗者復活戦に挑むこととなった⼤森選手は、序盤から積極的に勝負を仕かけ、2位でフィニッシュし決勝レースへの出場権を勝ち取る意地を⾒せた。
決勝レースではライバルたちの⾛りに敵わず12位という結果となったが、今回のレースでライダーポイントを9ポイント獲得し、チームのマニュファクチャラーランキング暫定3位という結果に貢献した。
⼤森選手のコメント
「前回のレースで⾒られたマシンの電気系トラブルは無事解消されました。しかし、ヒートレースでは思うように⾛れず、敗者復活戦へ回りました。復活戦ではスタート直後から勝負を仕かけ、何とか2番⼿でフィニッシュし決勝へ進むことができました。決勝は第1コーナーまでは4番⼿でしたが、ミスが続き12位でレー スを終えました。まだマシンに完全に慣れておらず、改善点もまだまだありそうですが⼀歩ずつ前進していきたいと思います。次戦のイギリスラウンドも引き続き応援よろしくお願い致します」
次戦以降スケジュール
- 第3戦
- 8⽉24⽇(土)/イギリス・キングズ・リン
- 第4戦
- 9⽉7⽇(土)/フランス・モリゼ
- 第5戦
- 10⽉5⽇(土)/チェコ・パルドゥビツェ
- 第6戦
- 10⽉12⽇(土)/ハンガリー・デブレツェン