【BMW Motorrad R 12カスタムプロジェクト】完成車両が初公開!

BMW Motorradが今年の3月にカスタムバイク雑誌とのコラボでスタートした世界初の“R 12カスタムプロジェクト”。

第51回 東京モーターサイクルショーで発表され、“R 12の特徴を最大限に引き出し、カスタマイズ性の高さやR12そのものを幅広いユーザーに知ってもらう“ことを目的とし、プロジェクトは始動した。日本の著名なカスタムビルダーたちがそれぞれの個性をR 12にどのように反映させ、カスタムしていくのか―。発表時に大いに気になっていた人もいることだろう。始動から約5ヶ月で車両が完成し、8月23日(金)に完成披露発表会が行なわれたのだ。

 

BMW MotorradのヘリテイジセグメントにR nine Tシリーズが投入されて10年が経つ。ちなみに今回のプロジェクトのベース車両となったR 12は、フロント19インチ、リヤに16インチホイールを採用したクルーザー要素を持つが、本格派クルーザーモデルR 18とは異なり、スポーティな走りも楽しめるロードスターとクルーザーの中間的な存在のモデルだ。

 

 

HAMANS

同社の松本氏が生み出した“EIViento”は、R12の走りのポテンシャルにインスパイアされ、カフェレーサースタイルをテーマにしつつも、カフェテイストとは一線を画す、モダンかつ前衛的に仕上げた1台。独特のデュアルヘッドライトやハンドメイドのカウル、連続的なボディラインが特徴で、精巧なメタルワークでR12の存在感を強調している。

 

 

TRIJYA

将来的な市販化を見据え、精巧な3Dプリンタを駆使して、ボルトオンのパーツを開発。新たな燃料タンク、カーボン製のウイングレット、ワンオフのホイールなどを装備し、合法的で洗練されたR12を目指した。マフラーは同社が日本代理店を務めるDr. Jekill & Mr. Hyde製を採用。YSS 製の特注サスペンションや AELLA 製のハンドルなども投入している。

 

 

MOONEYES

スピード感を重視し、同社のアイコンとなるムーンディスクを活用したアイコニックなスタイルを表現。極限までロワードされたサスペンションと、燃料タンクやシートカウルをミニマムな構成とし、R12をレーシングマシン風にカスタマイズ。ボクサーエンジンの造形を活かしたフェアリングはMOON Arrowという車名に相応しく、スピード感を曲線美で描き表現している。

 

 

CHIRIHAMA SAND FLATS

千里浜のビーチドラッグレースからインスピレーションを受けたサンド・ドラッグマシンをイメージして製作し、長いフロントフォークやリジッド化されたリヤエンド、極限まで削ぎ落とされたボディが特徴。砂浜での走りを考慮し、ハンドルやシートなどのライディングポジションをタイトにまとめ、ビーチレースに適したパフォーマンスとスタイルを追求している。

 

4組のカスタムビルダーによるカスタム車両の制作過程は特設ページによって紹介されているので、気になる人はチェックしてみてほしい。

 

R 12カスタムプロジェクト 特設ページ

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