アプリリアが新たに発表した”RS 457”は、同ブランドの伝統的なレーシングスピリットと最先端技術を融合した革新的なスポーツバイク。ピアッジオグループジャパンはこのモデルを日本市場に導入し、全国の正規販売店で2025年2月より順次販売を開始する。
特徴と設計思想
RS 457は、軽量かつ扱いやすい本格スポーツバイクとして開発された。水冷DOHC4バルブのパラレルツインエンジンを搭載し、9,400rpmで最大出力35kW(47.6HP)を発揮。
車体はアルミニウム合金フレームを採用し、乾燥重量159kgという軽さを実現。これにより、すぐれたパワーウェイトレシオを誇り、ライダーが路上でもサーキットでも思いのままに操ることが可能だ。
デザインとライディングポジション
RSシリーズの伝統を継承するデザインが特徴。MotoGPマシン‟RS-GP”に由来するカラーリング(黒、赤、紫)とウィングレットを備え、空力的に洗練されたダブルフェアリング構造を採用。風洞実験やCFDシミュレーションによる開発を経て、すぐれた空力性能と冷却効率を兼ね備えた設計がほどこされている。
ライディングポジションは、トップブリッジ上に配置されたセパレートハンドルバーと低めのステップによって、スポーティさと快適性の絶妙なバランスを実現。800mmという低めのシート高と細身のスタイリングは、ライダーの身長に関わらず快適なポジションを提供する。
電子制御とライディングモード
最先端の電子制御システムがRS 457の特徴をさらに際立たせる。ライド・バイ・ワイヤシステムにより、以下の3つのライディングモードが選択可能:
- ECOモード:燃費重視で穏やかなエンジン特性
- SPORTモード:応答性の高いダイナミックな出力特性
- RAINモード:雨天時や低グリップ環境での安全性を向上
さらに、3段階調整可能なトラクションコントロールやクイックシフト(別売)も装備。初心者から経験豊富なライダーまでの、幅広いニーズに応える。
RS 457は、アプリリアにとって歴史的な一歩を象徴するモデルである。125ccからRSV4に至るまでのRSシリーズのラインナップを補完し、若い世代や新たなスポーツバイク愛好家に向けた提案となる。メーカー希望小売価格85万8,000円。
RS 457主要諸元
- モデル名
- RS 457
- 全長×全幅×全高
- 1,982.5㎜×760㎜×ーー
- 軸間距離
- 1,350㎜
- シート高
- 800㎜
- 車両重量
- 装備重量175 kg (燃料90%搭載時)
- 燃料消費率*1(WMTCモード値[クラス]*2)
- ー㎞/L
- 原動機種類
- 水冷4ストロークDOHC4バルブ
- 気筒数配列
- 2気筒
- 総排気量
- 457㎤
- 最高出力
- 35 kW (47.6ps)/ 9,400rpm
- 最大トルク
- 43.5Nm(4.4kgf・m)/ 6,700rpm
- 変速機形式
- 常時噛合式6速リターン
- 燃料供給装置形式
- フューエルインジェクションシステム
- 燃料タンク容量
- 13L
- タイヤサイズ(フロント・リヤ)
- F=110/70-17・R=150/60-17
- 乗車定員
- 2名
CONTACT
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- ピアッジオコール
- 電話番号
- 03-3453-3903
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