ステップは単に足を置くだけのパーツではない！

 

スポーツライディングを楽しむうえで重要なポイントになるステップワーク。位置だけでなく、荷重がかけやすい、スムーズに操作できるなど注目すべきポイントは多い。純正は万人に適した位置に設定しなければならず、すべてのライダーの理想とは言えない。また生産コストなどの縛りもあって妥協せざるを得ない。一方、社外品は位置だけでなく、操作性にもこだわって開発することができ、交換することで理想の位置や操作性を手にいれることが期待できる。

 

長年さまざまな車種に向け、多彩なカスタムパーツを世に送り出してきたアクティブはここ数年でステップ開発に力を入れている。かつては『バックステップ』という商品名がつけられることが多かったが、アクティブは操作性を意識して作り込んでいるため、商品名を『フットコントロールキット』としているのが特徴だ。

 

今回、新たに普通二輪免許で乗れる400㏄以下では数少ない並列4気筒エンジンを搭載するカワサキ・ニンジャZX-25R/SE（2020〜2024）とニンジャZX-4R SE/RR（2024）用『フットコントロールキットLIGHT』がラインナップに加わったので紹介しよう。

 

ポジションはストリートからサーキットでのスポーツ走行を楽しめる二つのポジションから選択可能。ちなみに純正から15㎜バック／5㎜と18㎜バック／16㎜アップになる。材質は、メインフレームと一体化したかのようなたわみのない高い剛性と操作性をねらってアルミ6061材を採用し、削り出すことで見た目の美しさも追求。

 

取り付けにあたって純正ブレーキスイッチを移設する必要はあるが、純正ABSブレーキホースを使うことができ、クイックシフター有無どちらにも対応するのもポイントだ。

 

価格はニンジャZX-25R/SE、ニンジャZX-4R SE/RRともに5万7,200円になる。なおブラックとシルバーから選択可能だ。