オフロードのイメージが強いイタリアのファンティックだが、1970年代にはGT50を世に送り出し、50㏄ながら最高速97.4km/hという驚異的性能で注目を浴びた。しかし1981年にカタログ落ちしてからはストリートから遠ざかっていた。2000年代に入って復活を遂げ、スクランブラーモデルやオフロードモデルを中心にラインナップを展開。その一方で世界最高峰のロードレースであるMotoGPのMoto2クラス参戦し、技術とデータを積み重ねてきた。そしてステルスシリーズは2023年のEICMAでプロトタイプが初披露され、2024年に量産仕様が公開。500㏄エンジンも存在するが、まずステルス125が市場に送り込まれる。
ミナレリ製4ストローク125エンジンを搭載し、可変バルブタイミング機構を装備。MotoGP(Moto2)参戦の経験を活かした技術を投入し、排気系にも独自のチューニングがほどこされているのが特徴だ。フレームはクロモリ鋼パイプとアルミ削り出しのプレートを組み合わせた堅牢かつ軽量な構造になる。加えてエアクリーナーボックスを前置にし、燃料タンクの中央に配置することによってマスの集中化し、軽快なハンドリングをねらった。ビギナー層のファーストバイクだけではなく、ベテランがセカンドバイクとして楽しめる作り込みが感じ取れる。
日本ではモータリストが正規総代理店として積極的に展開を図っており、価格は88万円。早期予約を行なえば3月にも手にできる見込みとのこと。以降は500㏄モデルや他のタイプも準備が整いしだいリリース予定。ファンティック・ディーラー主導の試乗会も各地で開催される見通しだ。詳細は公式SNSなどで順次公開されるため、関心のあるライダーは随時チェックしてほしい。
STEALTH125主要諸元
- モデル名
- STEALTH125
- 型式
- –
- 全長×全幅×全高
- 1,996×ー×ー(㎜)
- 軸間距離
- 1,355㎜
- シート高
- 810㎜
- 車両重量
- 129㎏
- 燃費消費率*1(WMTCモード値[クラス]*2)
- ー㎞/L[クラス2-2]1名乗車時
- 原動機種類
- 水冷4ストロークOHC
- 気筒数配列
- 単気筒
- 総排気量
- 124.66㎤
- 最高出力
- 11kW(15ps)/10,250rpm
- 最大トルク
- NA
- 変速機形式
- 常時噛合式6段リターン
- 燃料供給装置形式
- フューエルインジェクションシステム
- 燃料タンク容量
- 12L
- タイヤサイズ(フロント・リヤ)
- F=110/70-17・R=150/60-17
- 乗車定員
- 2名
※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります ※2 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
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- 問い合わせ先
- モータリスト
- 電話番号
- 03-3731-2388
- URL
- https://caballero.jp/