YZF-R25は2014年、YZF-R3はその翌年に登場し、手軽に“YZF-Rシリーズ”の世界観を楽しめる入門モデルとして人気を博してきた。両車は基本デザインを共通にしつつ、YZF-R25が249cc、YZF-R3が320ccの並列2気筒エンジンを搭載する兄弟車だ。
2018年には両モデルが大幅なフルモデルチェンジを受け、YZF-R1ゆずりのフロントマスクやLEDヘッドライト、倒立フロントフォークの採用などによって、より本格的なスーパースポーツのスタイルと走行性能を手に入れた。
そして2025年モデルでマイナーチェンジを受けた。クラッチ操作の荷重を軽減し、シフトダウン時の車体挙動を穏やかにするアシスト&スリッパークラッチを新たに採用することで、快適性とコントロール性が向上した。
また、スマートフォン用アプリ『YAMAHA Motorcycle Connect(Y-Connect)』に対応したことで、走行データの確認やバイクの状態管理が可能に。USB Type-A端子ソケットも装備され、ツーリング中のスマートフォン充電も安心だ。
YZF-RシリーズのDNAを受け継ぎつつ、さらにスタイリッシュなボディデザインとなり、エンジンはメカニカルな存在感を際立たせるクリスタルグラファイト塗装を採用し、質感も大幅に向上している。それだけでなく、シート幅とサイドカバーのスリム化によって足付き性が向上し、初心者からベテランまで扱いやすくなっているのも見逃せない。
登場から10年を迎えるYZF-R25・YZF-R3は、時代に合わせて着実に進化を遂げてきた。2025年モデルは、初めてのスポーツバイクとしても、日常使いやツーリングを楽しむ相棒としても、より魅力的な1台になったのである。
カラーリングはYZF-R25・YZF-R3共通で、マットパールホワイト・ブルー・マットダークグレーの3色が用意される。価格はYZF-R25が69万800円で、YZF-R3が72万6,000円だ。発売は4月24日からになる。
YZF-R25 / YZF-R3
マットイエローイッシュホワイトパール1(マットパールホワイト)
ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)
マットダークグレーメタリック8(マットダークグレー)
YZF-R25 / YZF-R3主要諸元
※〈〉はYZF-R3
- モデル名
- YZF-R25 / YZF-R3
- 型式
- 8BL-RH25J〈8BK-RG95J〉
- 全長×全幅×全高
- 2,090×735×1,140(㎜)
- 軸間距離
- 1,380㎜
- シート高
- 780㎜
- 車両重量
- 169㎏
- 燃費消費率*1(WMTCモード値[クラス]*2)
- 26.5㎞/L〈26.4㎞/L〉[クラス3・サブクラス3-2]1名乗車時
- 原動機種類
- 水冷4ストロークDOHC4バルブ
- 気筒数配列
- 並列2気筒
- 総排気量
- 249㎤〈320㎤〉
- 最高出力
- 26kW(35ps)/12,000rpm〈31kW(42ps)/10,750rpm〉
- 最大トルク
- 23N・m(2.3㎏f・m)/10,000rpm〈30N・m(3.1㎏f・m)/9,000rpm〉
- 変速機形式
- 常時噛合式6速/リターン式
- 燃料供給装置形式
- フューエルインジェクションシステム
- 燃料タンク容量
- 14L
- タイヤサイズ(フロント・リヤ)
- F=110/70-17 M/C(54S)〈110/70R17 M/C(54H)〉・R=140/70-17 M/C(66S)〈140/70R17 M/C(66H)〉
- 乗車定員
- 2名
※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります ※2 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
CONTACT
- 問い合わせ先
- ヤマハ発動機カスタマーコミュニケーションセンター
- 電話番号
- 0120-090-819
- URL
- https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/