2014年2月28日に販売が開始されたバーグマン200。水冷4ストローク OHC 4バルブ単気筒 199ccエンジンを、アドレスV125のような原付二種スクーターよりは大柄だが、250ccクラスのビッグスクーターよりはコンパクトで扱いやすい絶妙なサイズの車体に搭載しているのが特徴だ。 車体にまたがった感覚としてはビッグスクーターに近いのだけれども、断然コンパクトかつ軽量で扱いやすさを感じる。そして、ひとたびアクセルを開けると、最高出力14kW(19ps)/8,000rpm・最大トルク17N・m(1.7kgf・m)/6,000rpmを発揮するレスポンスのよいエンジンが車体を元気に押し出してゆく。 ビッグスクーターの快適性&積載性を残しつつ、スポーティな走りも楽しめる軽量かつスリムな車体を備えたバーグマン200は、日常での使用にちょうどいいパッケージングのマシンといえる。 ちなみに、バーグマンという名称はスカイウェイブシリーズの輸出モデル用のネーミングであり、スカイウェイブ650LXは海外ではバーグマン650と呼ばれているわけだ。
ロングスクリーンや2ヶ所設けられたフロントの収納スペース、大容量のシート下トランクスペースなど、小柄な車体&ハイパワーなエンジンのパッケージングが主流の同排気量帯のスクーターたちと比べて、快適性と収納力では群を抜く。 フロントには容量1ℓの小物入れ&ロック可能な容量6ℓの収納スペース(DCソケット付き)を確保しつつ、容量41ℓのシート下トランクスペースにはフルフェイスヘルメットが横に2つ並べて収納できる。その分、車体は大柄になっているのだが、車両重量はわずか161kg。スカイウェイブ250タイプS ベーシックよりも53kg軽いのだ。その車両重量の軽さが、加速や最高速でも効いてくる。街乗りでのキビキビとした走りはもちろんのこと、ロングスクリーンなども相まって、高速道路を使った長距離走行も快適にこなしてくれる。 なお、2015年7月には新色となるマットシルバーが追加され、既存色のホワイト・シルバー・ブラック・グレーの4色を合わせて、計5色での展開となった。
COLOR VARIATION
足つき性はどうなの?
735mmという低めのシート高に加え、足をまっすぐ下ろせるようにステップボードのサイドが削られているので、足つき性は良好。一般的な体格の成人男性(モデルは身長171cm・体重67kg)であれば両足のカカトがしっかりと着く。また、シートは座面が広いので、身長に合った快適なライディングポジションを取ることができる。
https://www.youtube.com/watch?v=NOCv18QnVpU
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | BURGMAN200 | |
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型式 | JBK-CH41A | |
全長×全幅×全高 | 2,055×740×1,355(mm) | |
軸間距離 | 1,465mm | |
最低地上高 | 130mm | |
シート高 | 735mm | |
車両重量 | 161kg | |
燃料消費率 | WMTCモード値 30.1km/ℓ | |
定地燃費値 41km/ℓ | ||
エンジン種類 | 空冷4ストロークOHC 4バルブ 単気筒 | |
総排気量 | 199c㎥ | |
内径×行程/圧縮比 | 69×53.4(mm)/11 | |
最高出力 | 14kW(19ps)/8,000rpm | |
最大トルク | 17N・m(1.7kgf・m)/6,000rpm | |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | |
燃料タンク容量 | 10ℓ | |
エンジンオイル容量 | 1.5ℓ | |
潤滑方式 | 圧送式 | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | トランジスタ式 | |
クラッチ形式 | 自動遠心式 | |
トランスミッション形式 | Vベルト無段変速 | |
ギヤ・レシオ | 2.419~0.787 | |
一次減速比/二次減速比 | 1.000/2.75×2.923 | |
キャスター/トレール | 27゜00’/93mm | |
タイヤサイズ | 前 | 110/90-13M/C 55P |
後 | 130/70-12 56L | |
ブレーキ形式 | 前 | Φ240mm シングルディスク&片押し2ピストンキャリパー |
後 | Φ240mmシングルディスク&片押し1ピストンキャリパー | |
懸架方式 | 前 | 正立フロントフォーク |
後 | ユニットスイング式 | |
フレーム形式 | パイプアンダーボーン | |
乗車定員(人) | 2 | |
メーカー希望小売価格 | 52万3,800円 |
スズキお客さま相談室
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