- 2013年6月21日に販売を開始し、大きな人気を博しているグロム。12インチホイールを採用したコンパクトな車体設計と、最高出力で7.2kW(9.8ps)/7,000rpm、最大トルクで11N・m(1.1kgf・m)/5,250rpmを発揮する空冷単気筒エンジン&4速ミッションのパッケージングが魅力のモデルだ。
そのグロムが、欧州ではMSX125として販売されているのはご存知だろうか? 正確にはウインカーの形状など、細部が異なるものの、エンジン&シャシーは基本的に共通。グロムとMSX125は同様のモデルと考えていいだろう。 そして、ルックスを大胆に変更したMSX125の2016年モデルが発表されたのだ。それはつまり、グロムの2016年モデルも同様の進化を遂げる可能性が非常に大きいということ。そこで、MSX125の2016年モデルからグロムの2016年モデルを予習してみたい。
まず、一番目を引くのはLEDを採用した独特な形状のヘッドライトだろう。それに合わせて、サイレンサーもアップタイプからダウンタイプに変更されるなど、ストリートファイタースタイルをより強めるデザインとなった。また、燃料タンクやサイド&テールカウル、シートも大幅にデザインをリニューアルし、メインキーも収納式に。その他、リヤフェンダー&チェーンカバーもスタビライザーにも見える新デザインに変更されている。 なお、変更点はデザイン面のみで、主要諸元に変更はないようだ。 2016年4月に販売を開始するカワサキの12インチモデル・Z125 PROと、比較されることになるであろう2016年 MSX125。これからの市場の反応が楽しみだ。
COLOR VARIATION
従来モデルのGROMと見比べてみると
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | MSX125(2016年) | |
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全長×全幅×全高 | 1,760×755×1,010(mm) | |
軸間距離 | 1,200mm | |
最低地上高 | 160mm | |
シート高 | 765mm | |
車両重量 | 101.7kg | |
エンジン種類 | 空冷4ストローク OHC 単気筒 | |
総排気量 | 124.9cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 52.4 × 57.9 (mm)/9.3 | |
最高出力 | 7.2kW(9.8ps)/7,000rpm | |
最大トルク | 10.9N・m(1.1kgf・m)/5,500rpm | |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | |
燃料タンク容量 | 5.5ℓ | |
エンジンオイル容量 | 1.1ℓ | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式4段 | |
キャスター/トレール | 25°/81mm | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70-12 |
後 | 130/70-12 | |
ブレーキ形式 | 前 | Φ220mmシングルディスク&2ピストンキャリパー |
後 | Φ190mmシングルディスク&片押し1ピストンキャリパー | |
懸架方式 | 前 | インナーチューブ径Φ31mm 倒立フロントフォーク |
後 | スイングアーム,シングルショック | |
フレーム形式 | バックボーン | |
乗車定員(人) | 2 |
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