トライアンフの発売するタイガースポーツは、スピードトリプル譲りの1,050cc並列3気筒エンジンを搭載するツアラーだ。今回、先に発表されていた新型のスピードトリプル同様に、充実の電子制御システムを搭載しモデルチェンジをはたした。 実に104ヶ所ものパーツが見直されたというエンジンは、最高出力で93kW(126ps)/9,475rpm、最大トルクで106N・m(10.8kgf・m)/7,000rpmを発揮。新型ECUと電子制御スロットルの採用により、トラクションコントロールとクルーズコントロール、3段階(ロード・レイン・スポーツ)のライディングモード選択機能も追加された。それに加えて、トルクアシストクラッチを新たに採用することで、クラッチ操作の軽快化も実現しているという。 また、エクステリア面ではスモークタイプの調整式スクリーンや、ハンドガードなどを標準装備することで、ウインドプロテクション性能の向上が図られた。そのほか、メーターやミラー、フットペグなどのデザインも見直されている。 欧州では4月中旬に販売が開始されているようだが、国内への導入に関するアナウンスは今のところなし。続報を楽しみに待ちたい。
COLOR VARIATION
従来モデルと見比べてみると
スクリーンやミラーなどのデザイン変更、ハンドガードの追加装備などの変更が加えられているものの、造形上の大きな変化はない。ただ、車体のグラフィックは従来のシンプルなモノから、サイドに1050のロゴが入ったスポーティなデザインへとリニューアルされた。
SPECIFICATIONS
車名(通称名) | TIGER SPORT | |
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全長×全幅×全高 | 2,150×850×1,330-1,385(mm) | |
軸間距離 | 1,540mm | |
シート高 | 830mm | |
車両重量 | 218kg(乾燥重量) | |
エンジン種類 | 水冷4ストローク DOHC 4バルブ 並列3気筒 | |
総排気量 | 1,050cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 79×71.4(mm)/12.25 | |
最高出力 | 93kW(126ps)/9,475rpm | |
最大トルク | 106N・m(10.8kgf・m)/7,000rpm | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段 | |
キャスター/トレール | 22.8°/88.7mm | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70-17 |
後 | 180/55-17 | |
ブレーキ形式 | 前 | Φ320mm ダブルディスク&ラジアルマウント 対向4ポットキャリパー |
後 | Φ255mmシングルディスク&片押し2ピストンキャリパー | |
懸架方式 | 前 | インナーチューブ径Φ43mm ショーワ製倒立フロントフォーク |
後 | スイングアーム,ショーワ製シングルショック | |
フレーム形式 | アルミツインスパー | |
乗車定員(人) | 2 |
トライアンフコール
03-6809-5233