スタンダードモデルもリニューアルを実施
2017年11月9日より開催予定のEICMA2017に向けて、ホンダより2018年モデルの新型CRF1000L アフリカツインが発表された。
電子制御スロットル採用による3段階のモードセレクト機能の追加や、吸排気系の見直しなどによるレスポンス・トルク特性の向上、アシスト&スリッパークラッチの新採用によって、さらなる扱いやすさの向上が図られている。
それに加えて、リチウムイオンバッテリー採用による軽量化にはじまり、よりワイドかつ強度を増したステップや、ステンレス製ホイールスポーク、新デザインのメーターの採用など多岐にわたる変更が加えられている。
注目は新モデル・アドベンチャースポーツ
そして、何よりも一番の注目ポイントはビッグタンクにロングストロークのサスペンション、大型のウインドスクリーンを標準装備したCRF1000L アフリカツイン アドベンチャースポーツが新たに追加されたこと。
ちなみにこのモデルに採用されているトリコロールカラーは、1988年に登場した初代アフリカツインをオマージュしたモノ。2018年で30周年を迎えるということで、タンクには30周年記念エンブレムもあしらわれている。
まず注目のポイントは18.8ℓから24.2ℓへと容量を拡大したビッグタンクだろう。
実用上のメリットはもちろんのこと、ボリューミーなタンクは見た目からもアドベンチャー気分を盛り上げてくれる。
それに加えて、サスペンションのストロークはフロントで22mmアップの252mm、リヤで20mmアップの240mmを確保したオフロード志向を強めた足まわりへ。最低地上高も20mmアップの270mmとなっている。
さらに、サイドカバーやアンダーガード、フロントのフレームガードを装備することでアドベンチャーテイストあふれるルックスを実現している。
また、シートはスタンダードモデルよりも50mm高く(900-920mm)かつフラットな形状とするとともに、ハンドル位置も32.5mm高く&5mm手前に引かれ、よりオフロードテイストを強く意識したポジション設定に。
これらの変更により、車両重量はスタンダードモデル比で13kg増の243kg(MTモデル)となっている。
その他、ロングスクリーンやグリップヒーター、ステンレススチール製のキャリアを標準装備することで、ツーリング性能の強化も図られている。
なお、CRF1000Lアフリカツイン アドベンチャースポーツは国内での販売を予定。2018年モデルのCRF1000Lアフリカツインと同時に国内での販売価格などが発表されるのではないだろうか。